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GardenPorterのブログ

滋賀県にある山野草のネットショップ、GardenPorterのブログです。山野草を始めとする四季折々の草花やお手入れやガーデニングに関する情報を初心者の方にもわかりやすくお届けします。

誤食に注意!間違えやすい山菜と毒草9選

 

 春のいいところは見て美しいだけじゃなく食べてもおいしいところ!

特に春に芽生える旬の山菜たちにはとても魅力がありますよね。

山野草好きの方の中にはご自身で山まで山菜を採りに行く方も多いのではないでしょうか。

しかし山菜を採るときに注意しなくてはいけないのが、毒草の存在です。

お目当ての山菜と似た姿、似た環境で育つ毒草も多いので正しい知識と経験がないと危険です。

今回はよく間違えやすい山菜と毒草を挙げてみたので、山菜採りに興味のある方は参考にしてみてください。

 

セリとドクゼリ

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出典:https://matome.naver.jp/odai/2137850911848081601/2137852008952658903

 どちらも湿地や水辺に好んで生育するため、一緒に生えていることの多いセリとドクゼリ。

ドクゼリは日本三大毒草に数えられるほど毒性が強い危険な植物です。

見分けかたはドクゼリの方が成長が早く、葉柄が長いのが特徴です。

またドクゼリは根が太く、大きい株だとワサビのようになります。

 

フキノトウハシリドコロ

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左:フキノトウ

右:ハシリドコロ

出典:http://kanpoyakusai.blog31.fc2.com/blog-entry-108.html

成長すると全く違う見た目ですが、まだ芽生えの状態のときに良く似ている2種です。

ハシリドコロはナス科の多年草で、全体に毒があります。

フキノトウは白い綿毛が密生し中には蕾が詰まっていますが、ハシリドコロは黄緑色でほぼ毛がなく葉が多く重なっている点で見分けられます。

 

ニリンソウトリカブト

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出典:http://www.eiken.yamagata.yamagata.jp/topics/san-kino/dokusan.htm

どちらも山地の林という同じ環境で育ち、芽生えの葉のかたちが酷似しているため間違えやすいです。

トリカブトは全草に毒性があり、最悪死亡することもあります。

見分け方は地下を掘るとニリンソウの地下茎は横に這うのに対しトリカブトは紡錘形の塊根が根付いています。

ニリンソウは春に白い花を、トリカブトは秋に青紫色の花を咲かすので初心者は白い花を確認してから摘むのが無難です。

 

ギョウジャニンニクとスズラン

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左:ギョウジャニンニク

右:スズラン

出典:https://plaza.rakuten.co.jp/sacra/diary/200605210000/

こちらも春先に地表から出た若芽がよく似ている植物同士です。

スズランは春に白い小花を咲かせる人気の植物ですが、実は有毒植物だとご存知でしたか?

ギョウジャニンニクは北海道を代表する山菜ですが、スズランの若芽とよく似ているのでご注意を。

ギョウジャニンニクは葉を千切るとニンニクの匂いがしますが、スズランは無臭なのが見分けるポイントです。

 

タラノキとウルシ

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左:タラノキ

実:ウルシ

出典:たらの芽とうるしの違いは? | ちょっといい日

山菜として人気のあるタラの芽ですが、似たような新芽にご注意ください。

特に間違えやすいのがウルシで、人によっては新芽に触るとかぶれや皮膚炎を起こしたり、誤って食べると口の中がピリピリしたりといった症状が出るようです。

見分け方は新芽が生えている枝をよく見ることで、タラノキの枝はトゲが生えているのに対しウルシは樹皮がつるつるとしています。

 

オオバギボウシバイケイソウ

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左:オオバギボウシ

右:バイケイソウ

出典:http://www.naro.affrc.go.jp/org/niah/disease_poisoning/plants/Veratrum.html

庭の下草として良く使われるギボウシにも山菜に利用できる種類があり、オオバギボウシはその最たる例ですがバイケイソウという毒草と若芽の姿がよく似ている為注意が必要です。

見分け方の一つは葉脈で、ギボウシは一般的な主脈から側脈が走る脈すじですがバイケイソウは平行脈なのが大きなポイントです。

また芽出し時にギボウシは葉が巻くのに対しバイケイソウは葉が折りたたまれた状態です。

 

ノビルとスイセン

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左:ノビル

右:スイセン

出典:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/dokusou/09.html

良く花壇に植えられるスイセンですが、わりと強い有毒植物です。

スラーっと伸びた葉が似ている2種ですが、ノビルは葉に丸みがありスイセンは先端に行くほど平べったくなります。

最大の見分けるポイントはやはり匂いで、ノビルは葉を千切るとネギのような匂いがしますがスイセンは無臭です。

 

ゴボウとチョウセンアサガオ

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左:ゴボウ

右:チョウセンアサガオ

出典:http://www.tokyo-eiken.go.jp/assets/plant/tyousennasagao.htm

庭をスコップで掘っていてゴボウのようなものを見つけても、それを安易に口にするのは危険です。

チョウセンアサガオという幻覚や中毒症状を引き起こす植物の根と間違って食べてしまう例も少なくありません。

ゴボウの根は繊維質で出来ていますが、チョウセンアサガオの根はもろく折れやすいので見分けがつきます。

近頃よく庭木に植えられるエンジェル・トランペットもチョウセンアサガオの仲間なので気を付けましょう。

 

シャクとドクニンジン

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左:ドクニンジン

右:シャク

出典:https://blogs.yahoo.co.jp/panzoh_polo/62514138.html

シャクはヤマニンジンとも呼ばれる山菜で、若葉や根っこが食用になります。

シャクとよく似ているのがドクニンジンで、誤って口にすると中毒症状を引き起こす恐れがあります。

シャクにはセリとミツバを合わせたような芳香がありますが、ドクニンジンは葉や茎を千切ると不快な臭いがします。

また、ドクニンジンの茎には赤い斑点が現れることが多いのが見分けるポイントです。

 

 以上、間違えやすい山菜と毒草を紹介してきました。

この他にも間違えやすいものはたくさんあるので、山菜を採りに行く際は気を付けてくださいね。

 

記事・・・飛田亮

www.gardenporter.com

 

☆新商品入荷☆北海道固有の山野草「ユウバリタンポポ」など

 

 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは、

・ユウバリタンポポ

・斑入りオオバマイヅルソウ

・ヒメハマカンザシ

・ノウショクシコクカッコウソウ

・トキワハナガタ

 

の5点の草花たちです。

今回はユウバリタンポポとトキワハナガタについて紹介していきます。

 

ユウバリタンポポについて

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  • 学名・・・Taraxacum yuparense
  • 属名・・・キク科ミヤマタンポポ
  • 花期・・・4~6月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴 

春を感じる最も身近な植物ともいえるタンポポ

地面に咲く鮮やかな黄色い花を見ると和やかな気分になりますし、花後の綿毛もとても可愛らしいです。

そんなタンポポにもいくつか種類があり、今回紹介するのはあまり普段は目にしない北海道固有種のタンポポです。

自生地の北海道では初夏から夏にかけて黄色い花を咲かせますが、当店では春には咲き始めています。

他のタンポポとの違いは、まず葉の切れこみがかなり深いこと。羽状になっていてちょっとおしゃれな雰囲気があります。

そして花の外側にある緑色の総苞片という部分が反り返らないこと。

普段よく道端で目にするセイヨウタンポポは総苞片が反り返るので、ここで見分けがつきます。

北海道でしか見れない貴重なタンポポをぜひ育ててみてはいかがでしょうか。

 

 原産地

北海道固有種のタンポポです。

北海道の夕張岳や、日高山脈の高山の岩場に自生しています。

別名、高嶺タンポポとも呼ばれています。

 

 

 育て方

強健な性質をもつタンポポなので特に心配はいりません。

ただ、もともと冷涼な気候で育っているので高温多湿は避けたほうがいいです。

夏季は風通しの良い涼しい半日陰で育てます。

用土は水はけのいいものを好み、肥料は特に必要ありません。

増やすには花後の種を植えて増やします。

 

 

トキワハナガタについて

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  • 学名・・・Androsace sempervivoides
  • 属名・・・サクラソウ科トチナイソウ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・ピンク色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

 

 冬~春の花壇の定番といえばサクラソウ属のプリムラ類ですが、今回はそんなプリムラっぽいけどプリムラじゃない不思議な山野草を紹介します。

トキワハナガタは春になると花茎を伸ばし、ピンク色の小花を球状に咲かせます。

プリムラ類同様花弁の中央が黄色い可愛らしい花なのですが、特徴は草丈がかなり小さくコンパクトなところ。開花時でも15cm程度にしかなりません。

葉はロゼット状にまとまり、ランナーを伸ばして横に這うように広がっていきます。

多肉植物のような雰囲気も魅力で、常緑なのでグラウンドカバーなんかにもおすすめです。

もちろん鉢植えや、ロックガーデンにも活躍してくれます。

 

 原産地

中国西部、カシミールチベットのヒマラヤ北西部に自生しています。

高山の礫地や草地など、厳しい環境に生育しています。

 

 

 育て方

高温多湿を嫌うので、特に夏場の水やりはやり過ぎないように気を付けます。

夏季はなるべく風通しの良い涼しい日陰~半日陰で管理しましょう。

用土は鹿沼土や火山レキなど水はけのいいものを好みます。

高温多湿に弱い反面耐寒性は強いです。

 

 以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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奴らの季節がやってきた!奇妙な花を咲かせるサトイモ科植物8選

 

 春といえばサクラをはじめ様々な美しい花々が開花する季節ですが、中にはちょっと変わった植物たちも密かに花を咲かせているのです。

その代表的な種がサトイモ科の植物たち。

サトイモ科の植物は春に開花するものが多く、その花はユニークなものばかり。

正確には花ではなく仏炎苞といわれる部位なのですが、それぞれ面白い特徴をもった植物たちを紹介していきます。

 

ザゼンソウ

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  • 学名・・・Symplocarpus foetidus
  • 属名・・・サトイモ科ザゼンソウ
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・赤色

北アメリカ、北東アジア原産で、まだ雪が解けきっていない早春に赤い花弁のダルマのような姿の花を咲かせます。

開花時は自ら発熱することで周囲の雪を解かし、花序から臭いを発することでまだ数の少ない虫をおびき寄せ受粉の確立を上げます。

 

ムサシアブミ

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  • 学名・・・Arisaema ringens
  • 属名・・・サトイモ科テンナンショウ属
  • 花期・・・3~5月
  • 花色・・・緑、紫

関東地方以西~沖縄、朝鮮、中国に自生する山野草です。

花が馬具の鐙(馬に乗るとき足をかける部分)に似ていることから名付けられました。

袋状に巻き込む花の外側は緑と白の縞模様をしており、内側は紫と白になることが多いです。

 

マムシグサ

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  • 学名・・・Arisaema serratum
  • 属名・・・サトイモ科テンナンショウ属
  • 花期・・・4~6月
  • 花色・・・緑、紫

北海道から九州にかけて自生し、主に山地の湿った林床に好んで生育します。

花は紫~茶褐色で縞模様があり、この模様がマムシのように見えるため名付けられました。

花が緑色のものはアオマムシグサ、カントウマムシグサと呼ばれます。

 

ウラシマソウ

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  • 学名・・・Arisaema urashima
  • 属名・・・サトイモ科テンナンショウ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・茶褐色

本州、四国を中心に山地の林床に自生しています。

他のテンナンショウ属との違いは、肉穂花序の先端に付く付属体といわれる部位で、釣り糸状に長く伸びるのが特徴です。

これが浦島太郎の持っている釣り竿の糸に見立てられて名付けられたと言われています。

 

ユキモチソウ

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  • 学名・・・Arisaema sikokianum
  • 属名・・・サトイモ科テンナンショウ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・茶褐色

本州の近畿地方と四国に自生するサトイモ科の植物です。

付属体が白く膨れており、触ると餅のように柔らかいことから雪餅草と名付けられました。

独特な魅力がある植物なので、根強い人気があります。

葉には白い斑模様が入ることが多いです。

 

マイヅルテンナンショウ

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  • 学名・・・Arisaema heterophyllum
  • 属名・・・サトイモ科テンナンショウ属
  • 花期・・・5~6月
  • 花色・・・緑色

日本では岩手県以南~鹿児島県に自生しています。

花は緑色をしており、一部に紫色が入ります。

ウラシマソウと同じく付属体が長く伸びるのが特徴で、葉は鳥足状に生え小葉がたくさん付きます。

葉を広げた様子がツルが羽ばたいてるように見える為名付けられました。

 

カラスビシャク

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  • 学名・・・Pinellia ternata
  • 属名・・・サトイモ科ハンゲ属
  • 花期・・・5~8月
  • 花色・・・緑色

日本全土に自生し、田畑や道端にも生育しています。

ウラシマソウを小型にしたような感じですが、花は緑色をしています。

またテンナンショウ属のものと比べるとほっそりしているのが特徴です。

耕作地に生えるとなかなか駆除が難しいため雑草として嫌われている所もあります。

 

ヤマコンニャク

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出典:http://srsrkrkr.seesaa.net/article/369674759.html

  • 学名・・・Amorphophallus hirtus var. kiusianus
  • 属名・・・サトイモ科コンニャク
  • 花期・・・5~6月
  • 花色・・・赤

日本では四国南部、九州南部、奄美地方に自生しています。

花茎を1m程に伸ばし、頂部に赤いラッパ状の仏炎苞をもつ花を咲かせます。

葉は切れ込みが多く入り、実は赤色から青色に変化する特徴があります。

かなり希少な植物で、絶滅危惧種にも登録されているほど見かけません。

 

 以上、花の姿が面白いサトイモ科植物たちを紹介してきました。

山地でしか見れないものが多いですので、ぜひ山登りに行くついでに探してみてくださいね。

 

記事・・・飛田亮

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あまり見慣れない?春に使われるお茶花8選

 

 GardenPorterのお客様の中には華道やお茶花の花材を求めに来て下さる方も多いです。

お茶花には山野草が好まれることが多いですが、それは山野草には派手すぎない奥ゆかしい美しさがあるからでしょう。

お茶花として使われる植物はたくさんありますが、その中でもあまり普段見かけないようなものを今回は紹介していこうと思います。

まだ知らない植物を知るためにこのブログを見てくださっている方も多いと思いますので、参考にしてみてください。

 

ショカツサイ

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  • 学名・・・Orychophragmus violaceus
  • 属名・・・オオバナ科オオアラセイトウ
  • 花期・・・2~5月
  • 花色・・・紫色
  • タイプ・・.・一年草、越年草

西アジア・ヨーロッパ原産で、日本には江戸時代に中国から伝わりました。

春になると紫色の花をつけ、別名ハナダイコン、ムラサキハナナ、オオアラセイトウなどとも呼ばれています。

種子で良く増えるので、今では野生化して土手などに群生しています。

 

キケマン

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  • 学名・・・Corydalis heterocarpa var. japonica
  • 属名・・・ケシ科キケマン属
  • 花期・・・4~6月
  • 花色・・・黄色
  • タイプ・・.・越年草

日本固有種で、関東から九州にかけて自生しています。

春になると先端が唇形に裂けた筒状の黄色い花を穂状にたくさん咲かせます。

葉は白味がかり、羽状に裂けます。

 

ヒトリシズカ

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  • 学名・・・Chloranthus japonicus
  • 属名・・・センリョウ科チャラン属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 日本、中国、朝鮮半島などに自生する山野草です。

茎の上部に4枚の葉をつけ、春になると白いブラシ状の花穂を一本咲かせます。

おしろいを塗ってから眉を払う小さなハケ、眉掃きに見立てられ眉掃草という別名があります。

 

フタリシズカ

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  • 学名・・・Chloranthus serratus
  • 属名・・・センリョウ科チャラン属
  • 花期・・・5月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

北海道~九州に自生する山野草で、ヒトリシズカを大きくしたような見た目です。

春になると白い花を咲かせますが、ヒトリシズカのように糸状にはならず内側に巻き込むように咲きます。

花穂は2本咲くことが多いですが、3~4本付くこともあります。

 

チゴユリ

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  • 学名・・・Disporum smilacinum
  • 属名・・・イヌフラン科チゴユリ
  • 花期・・・5月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

日本、中国、朝鮮に自生する山野草です。

弓なりに曲がる茎の先端に小さな可愛らしい花を咲かせます。

斑入りなどの園芸品種も多く出回っています。

 

ホウチャクソウ

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  • 学名・・・Disporum sessile
  • 属名・・・イヌフラン科チゴユリ
  • 花期・・・5月~6月
  • 花色・・・白色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

東アジア、日本に自生する山野草です。

チゴユリの類縁種で春から初夏にかけて茎の先端に白と緑のグラデーションが美しい花を咲かせます。

ホウチャクソウの花はチゴユリと違い、先端が完全に開かないのが特徴です。

 

チョウジソウ

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  • 学名・・・Amsonia elliptica
  • 属名・・・キョウチクトウ科チョウジソウ属
  • 花期・・・4月~5月
  • 花色・・・青色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

本州~九州、中国、朝鮮半島に自生する山野草です。

春になると青い星形の花を咲かせます。

花を横から見ると丁の字に見えることが名前の由来だといわれています。

東アジア産のものと北米産のものが市場に流通しています。

 

ラショウモンカズラ

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  • 学名・・・Meehania urticifolia
  • 属名・・・シソ科ラショウモンカズラ属
  • 花期・・・4月~5月
  • 花色・・・紫色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

本州~九州、中国、朝鮮半島に自生する山野草です。

春になると唇形をした紫色の花を咲かせます。

花は4~5cmと大きく、草全体に芳香があるのが特徴です。

渡辺綱羅生門で切り落とした鬼の腕に花の形を見立てて名付けられました。

 

 以上、春に使われるお茶花の中から少々マニアックなものを紹介してきました。

皆さんは全てご存知でしたか?

なかなかお茶花には面白いものがあるので、これからも季節ごとに紹介していこうと思います。

 

記事・・・飛田亮

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☆新商品入荷☆繊細で可憐な草姿が魅力の山野草「ソバナ」など

 

 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは、

・桃花イワカラクサ

・白花イワカラクサ

・ソバナ

・シナノナデシコ

・枝咲きキキョウ

 

の5点の草花たちです。

今回は桃花イワカラクサとソバナについて紹介していきます。

 

桃花イワカラクサについて

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  • 学名・・・Erinus alpinus
  • 属名・・・ゴマノハグサ科エリヌス属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・ピンク色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

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春になるとピンク色の可愛らしい花を咲かせる山野草です。

あまり聞きなれない名前ですが、春になると園芸店などでも普通に流通しています。

花の雰囲気がサクラソウに似ていますが、イワカラクサはゴマノハグサ科なので違う種類に区分されます。

花期には花茎を伸ばしますが、せいぜい成長しても5~10cmと草丈はかなり低く、コンパクトにまとまります。

葉のかたち、生え方が唐草模様を思わせることが名前の由来です。

ロックガーデンや鉢植え、寄せ植えにおすすめです。

 

 原産地

 

ヨーロッパ原産の山野草です。

ピレネー山脈アルプス山脈などの高山帯の岩場に好んで自生しています。

漢字で書くと岩唐草ですが、唐草文様に見立てているので中国との関係はありません。

 

 育て方

高山の岩場に自生する植物なので、高温多湿と水はけの悪い環境を嫌います。

夏季は風通しの良い半日陰~明るい日陰の環境で管理しましょう。

用土は軽石や桐生砂など、水はけの良いものに植え付けましょう。

暑さには弱いですが耐寒性は強いので寒さ対策をする心配はありませんが、水やりは少し控え目にやります。


ソバナについて

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  • 学名・・・Adenophora remotiflora
  • 属名・・・キキョウ科ツリガネニンジン
  • 花期・・・6~8月
  • 花色・・・紫色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

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出典:ソバナ - Wikipedia

下向きに花を咲かせるものは山野草界では人気が高いように思えますが、ソバナはその中でも特に美しい草姿が特徴です。

初夏から夏にかけて伸ばした花茎に紫色をしたつり鐘状の花を咲かせます。

花茎は50~100cmと割と伸びるので見応えがあります。

類縁種にはツリガネニンジンがありますが、ツリガネニンジンは輪生して花を咲かせるのに対しソバナは一つ一つ花を咲かせます。

ですのでより一層繊細な印象を受ける魅力的な山野草です。

また春の若芽は山菜として食用にできることも知られています。

鉢植えにも庭植えにもおすすめです。

 

 

 原産地

日本では本州から九州、アジアでは朝鮮半島、中国に自生しています。

山地の林縁や沢沿いに好んで生育しています。

 

 

 育て方

 

 日当たりを好みますが、夏季の直射日光を受けると葉焼けを起こしてしまう恐れがあるので夏場は半日陰~明るい半日陰で育てましょう。

水やりは表土が乾いたらたっぷりとやります。

用土は鹿沼土や火山レキなど水はけのいいものを好みます。

 

 以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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植物好きの桃源郷!世界遺産に登録された植物園・国立公園6選

 

 死ぬまでに一度は行ってみたいところは誰しもがあると思いますが、植物好きの皆さんが興味を持ちそうな場所を今回は紹介していきます。

それもユネスコに登録された世界遺産の中から、植物に満ち溢れたものを選りすぐってみました。

ぜひゴールデンウィークの旅行の参考にして見てくださいね。

 

カーステンボッシュ植物園

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カーステンボッシュ植物園は「ケープ植物区保護地域群」として2004年にユネスコ自然遺産に登録されました。

喜望峰のあるアフリカ大陸南端のケープ半島には世界遺産に登録された8つの植物保護区があります。

そのうちの一つ、テーブルマウンテンの南側斜面に位置するのがカーステンボッシュ植物園です。

南アフリカの国花でもあるプロテアが約100種植えられたプロテアガーデンをはじめ、ここでしかみれないアフリカの貴重な植物たちが勢ぞろいしています。

2014年に完成した空中に浮かぶ歩行通路・キャノピーウォークウェイからは、園内の美しい自然を一望できます。

 

パドヴァの植物園

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 ヴェネツィアの西、ヴェネト州パドヴァ大学に付属する植物園です。

1545年に設立された世界最古といわれる研究目的の植物園で、ヨーロッパの植物学や自然科学に様々な形で貢献してきました。

ヨーロッパで初めてヒマワリの開花に成功させたり、イタリアで初めてジャガイモの栽培を行った歴史があります。

建築や装飾物にも価値があり、西欧文化と植物が好きな方にはおすすめしたいスポットです。

 

シンガポール植物園

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もともとは1822年に実験的に開かれた植物園で、それが様々な歴史を辿り現代まで受け継がれ、2015年にシンガポール初めての世界遺産に登録されました。

東京ドーム13個分の広さがあり、朝の5時から夜の24時まで年中無休、なんと無料で公開されています。

唯一有料なのは約3000種、6万株のランが見られる国立洋ラン園のみで、市民や観光客の憩いの場として人気のようです。

園内には様々なガーデンや図書館、アトラクション、湖に浮かぶコンサート会場などがあり一日いても飽きる気がしませんね。

 

キューガーデン

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ロンドン南西部のキューにある王立植物園です。

1759年に宮殿に併設された庭園としてつくられましたが、今では植物園として2003年には世界遺産に登録されました。

園内は一日では回りきれないほど広く、温室や空中散策路、日本庭園も存在します。

研究施設としても活躍しており、世界の植物研究の最先端といってもいいほど進んでいます。

イギリスへイングリッシュガーデンを見に行った際にはぜひ見て回りたい場所ですね。

 

キナバル自然公園

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  • 国名・・・マレーシア
  • 分類・・・自然遺産

キナバル山はマレーシア最高峰、アジアで2番目に標高が高い山です。

このキナバル山を含む3つの山が自然公園として2000年に世界遺産に登録されました。

キナバル自然公園にはラフレシアや食虫植物のウツボカズラなど珍しい植物が自生しており、頂上までいかずとも公園本部付近にある山岳植物園では珍しい植物たちを目にすることが出来ます。

近くには日本軍が発見したポーリン温泉もあるので、登山の疲れを癒すのにもってこいです。

 

花の谷国立公園

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  • 国名・・・インド
  • 分類・・・自然遺産

インドの北部、チベット・中国の国境付近のヒマラヤ地方に位置するナンダ・デヴィ峰を中心とする国立公園です。

花の谷はおよそ標高3500m程にありますが、国立公園なだけにトレッキングしやすい環境にあるようです。

モンスーンが過ぎる8~9月あたりが最も見ごろで、花の絨毯が現れたように美しく彩られます。

 

 以上、世界遺産に登録された植物園・国立公園を紹介してきました。

 

記事・・・飛田亮

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庭師とめぐる、庭めぐり~京都駅すぐの日本庭園・渉成園~

 

 

 今回は京都の日本庭園、渉成園(しょうせいえん)を紹介していきたいと思います。

渉成園は京都駅から徒歩10分程の距離にあり、ブラリと気軽に立ち寄れるのが魅力です。

京都洛北の詩仙堂を開いた石川丈山が作庭したと伝えられる池泉回遊式庭園で、駅の近くの割には園内は広くてびっくりしました。

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京都駅前の市街地の中に突如として現れる渉成園。西門が入り口となっています。

アクセスしやすい環境もあってか海外からのお客さんがたくさん訪れていました。

京都の名の通った日本庭園の多くは市外の山の近くにあるイメージが強いので、市街地にあるのも面白く感じます。

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入ってすぐにあるシダレザクラ

訪れたのは3月の下旬だったので、やっと小さな蕾が膨らみはじめたかな?という具合でした。

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渉成園には、他の庭園ではあまり見られない珍しい木が植えられていました。

上の写真は入口受付前にあった鉢植えです。

緑色をした幹枝に、鋭く長いトゲが特徴です。

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この木は、カラタチというミカン科の植物です。

昔はよく生垣として使われていたそうですが、今では全然目にしませんね。

カラタチは漢字で「枳殻」、キコクとも読みます。

渉成園には枳殻邸(きこくてい)という別名があり、昔はカラタチの生垣で囲まれていたことから名付けられました。

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それにちなんで今でも石垣の前や駐車場の脇に植えられています。

なるほど、こんなにトゲトゲだと泥棒も入る気は失せると思います。

現代であまり見なくなったのは安全面の問題でしょうか。

間違えて生垣に突っ込んだら大ケガしてしまいますからね。

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ちなみに駐車場は遊び心でいっぱいでした。

瓦を使ったモニュメントが見ていて楽しいですね。

しかし石積みに瓦を被せる発想はなかったです。なんだかかわいく感じます。

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西門を入ってすぐに目の前に立ちはだかる高石垣。

石橋に使えそうな長い切石や、礎石、石臼、瓦などありとあらゆるものが詰め込まれています。

天端がガタガタだったり、前面がでこぼこして飛び出ていたりと石積みの基本を全く無視したつくりですが、見た瞬間笑ってしまうような良くも悪くも面白い石積みです。

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こちらは渉成園名物・亀の甲の井戸です。

亀の甲の部分が掘り込まれていて、中心に井筒が埋められています。

亀の形の石組はわりとよく目にしますが、井戸はなかなか珍しいのではないでしょうか。

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園内を流れる小川。

川底の色とりどりの小石と、水面がキラキラと輝いて綺麗でした。

カキツバタが良い感じに群生していて、咲いたらまた一段と美しくなりますね。

園内を流れる水流は琵琶湖疎水からの水が使われ、庭園の南側には印月池と呼ばれる大きな池泉が広がっています。

その印月池ですが・・・

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干からびていました!

池の水が抜かれ、池の底がパリッパリに節理ってました。

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それもそのはず。印月池に浮かぶ北大島にかかる侵雪橋が只今絶賛改修工事中でした。

なんとタイミングの悪い時に来てしまったのか。これではただの回遊式庭園です。

しかし、これも日本庭園における池泉の重要さに気づけたいい経験だったと自分に言い聞かせておきます。

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さて、侵雪橋亡き今北大島に行くにはこの回棹廊を渡っていかなくてはなりません。

中央は唐破風屋根で檜皮葺となっている印象的な木橋ですが、作られた当初は朱塗りの欄干を持つ反橋だったようです。

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北大島から印月池に向かって生える懸崖のマツ。

池があると大分見え方も違ったんでしょうね・・・。

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こちらは塩釜の手水鉢。

鎌倉時代につくられたとされ、渉成園で最も重要な景物の一つです。

全国の塩釜の手水鉢の本歌で石像宝塔の塔身をくり抜いて、手水鉢として使っています。

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こちらは獅子吼(ししく)と呼ばれる滝石組です。

日本庭園の滝石組といえば勢いよく流れ落ちる迫力あるものが普通ですが、湧き出る泉のような風情があります。

渉成園にはこういった地味に珍しい見どころが多いですね。

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このユニークな形をした楼門づくりの建造物は傍花閣(ぼうかかく)。

周りは桜並木になっているため、春にはその名の通りお花見が出来そうですね。

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裏側には蜂に注意と書かかれていました。

Be careful of the beeってちょっと面白いとおもうのは私だけ?

なにげにこの木柵、なぐり仕上げです。美しい。

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モクレン

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ミツバツツジ

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スイセン

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トサミズキ

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ボケ

 

 以上、春の息吹を感じた渉成園でした。

渉成園地味に珍しいところを見つけるのが楽しかったです。

きっと今頃はサクラが満開で橋の改修も完了しているのでしょうか。

いつかまた池のある時に訪れてみたい日本庭園です。

 

記事・・・飛田亮

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☆新商品入荷☆愛らしい小花を咲かせる「アズマシロカネソウ」など

 

 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは、

・白花ハンショウヅル

・アズマシロカネソウ

・サラガミネキキョウ

ノヤナギ

・クロバナフウロ

の5点の草花たちです。

今回はアズマシロカネソウとサラガミネキキョウについて紹介していきます。

 

アズマシロカネソウについて

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  • 学名・・・Dichocarpum nipponicum
  • 属名・・・キンポウゲ科シロカネソウ属
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・黄緑色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

日本固有種の山野草と聞くと奥ゆかしく清廉なイメージがありますが、まさにこのアズマシロカネソウはそのイメージにぴったりの山野草です。

春になると黄緑色の可愛らしい小花を、先端にいくつかうつむきがちに咲かせます。

キンポウゲ科の特徴ですが、花弁に見えるのは萼片です。

萼片の外側にはあずき色の斑模様が入り、独特な雰囲気を醸し出しています。

花弁は変形し、黄色い蜜弁として色のアクセントになっています。

草姿も特徴的で、伸ばした茎の上部だけに平面的に展開する葉をつけます。

鉢植えとして飾るのがおすすめの山野草です。

 

 原産地

日本固有種の山野草です。

秋田県から福井県日本海側にかけて自生しています。

 

 育て方

乾燥と水切れに弱いので、夏期の直射日光は必ず避けて冷涼な環境で育てましょう。

水やりは表土が乾いたらタップリとやります。

用土は排水性のいいものを好みます。

長年育てて大きくなると枯れやすくなるので、種を採り蒔きして子株を増やしていくといいです。

 

サラガミネキキョウについて

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  • 学名・・・Campanula x saragamine
  • 属名・・・キキョウ科ホタルブクロ属
  • 花期・・・5~7月
  • 花色・・・青紫色
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

キキョウとホタルブクロ。

同じキキョウ科の仲間なだけあって花はよく似ていますが、本種サラガミネキキョウは一応キキョウと名が付きますがホタルブクロの仲間です。

「ホタルブクロ」と「チシマキキョウ」を交配してできた種で、2004年に作出された比較的新しい品種です。

春から初夏にかけて濃い青紫色をした釣鐘状の花を咲かせます。

愛媛県の皿ヶ峰という山で育成されたことが名前の由来となっています。

草丈は15cm程にまとまるため、植え場所を選びません。

鉢植えや寄せ植え、花壇なんかにもおすすめです。

 

 原産地

ホタルブクロの園芸品種です。

愛媛県の皿ヶ峰で作出されました。

 

 育て方

蒸れと暑さに弱いため、夏季は風通しの良い半日陰~明るい日陰で育てます。

蒸れを防ぐため、夏季の水のやり過ぎには注意してください。

また枯れ葉や花がらを摘んだり、込み入った枝を剪定することでも蒸れを防止できますので、梅雨から夏にかけてはしっかりと行いましょう。

耐寒性は強いため寒さの心配はそこまでいりませんが、土が凍るほど寒い場所では枯れてしまう恐れがあります。

 

 以上、本日入荷した山野草の中から2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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GardenPorterの庭づくり日誌~シダレザクラが風にそよぐ自然風の庭~

 

 

 

 

 

 

 皆さん、お久しぶりです。

先週はブログを更新しませんでしたが、それは庭づくりの出張に遠方に泊まり込みで行っていたためで決してサボりではありません。

泊まり込みで庭づくりする機会は数少ないですが、一つのお庭に最初から最後まで真剣に寄り添い完成させる貴重な体験ができるので私は好きです。

せっかくなので今回はその庭づくりの様子をまとめて記事にしていきたいと思います。

 

庭づくりといっても1からつくり始めるわけではなく、お庭のリフォームという感じでした。

ですのでそれ程日数もかからず、5日間程で工事は完了しました。

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こちらが着工前。

16平米程の芝が張られたお庭ですが、ご覧の通り大量の鉢もので埋め尽くされていました。

つるバラを誘引する金属製のアーチが中央に埋め込まれ、せっかくのお庭が狭く感じられます。

まだ春の初めだからいいものの、夏ごろになれば葉が繁茂しきっと身動きがとれない状態になってしまうでしょう。

また、お施主様は大の花好きであるため鉢植え同様地植えにもたくさんの花木が植えられていました。

これらの花木も整理し、柔らかな風の吹くスッキリとしたお庭に仕上げたいものです。

という訳でまずは全ての鉢ものやアーチを取っ払うことに。

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そしてこちらのシンボルツリー。

大きなヤマボウシですが、心機一転違う種類の樹木に植え替えることになりました。

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ヤマボウシの周りの花木を掘り取りつつ・・・。

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ヤマボウシの根鉢をなるべくコンパクトにまとめていきます。

男性の腕くらいの太さの根っこが四方八方に伸び、これをノコギリで切っては掘り、切っては掘りを繰り返すこと数時間。

ようやく幹を押すと根鉢が揺れるようになりました。

もうこうなったらしめたものです。

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ある程度根巻きをして、一気にユニックで引き抜きます。

頑張って根鉢を掘った甲斐もあり、すんなり持ち上がってくれて助かりました。

しかし木が空を飛ぶ衝撃的な光景はいつまで経っても慣れる気がしませんね。

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そしてすかさずシダレザクラを植樹。

祇園紅枝垂れ」という京都で生まれた品種で、濃い紅色の花を咲かせます。

今年は枝の整理に剪定したため花芽が少なくなってしまいましたが、来年からはたくさんの花が咲き誇ってくれることでしょう。

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鉢物やアーチを撤去し、花木を整理したことでとてもスッキリとしました。

さらに土を搬入し、切石を据えました。

この切石は後々お庭のアクセントになりますので、お楽しみに。

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移動日も含めここまでで2日間経過です。

シダレザクラの剪定枝がもったいなかったので、ホテルに持ち帰ってブーケ風に飾りました。

このサクラが咲くころにはきっと工事は無事完了していることでしょう。

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3日目は自然土風の舗装材で仕上げる為の、型枠工とモルタル打設。園路の下地を作ります。

薄いベニヤ板を曲げて型枠することで、直線ではなく柔らかな曲線を描き出します。

こうすることで自然風の庭に馴染む柔らかな雰囲気の園路が出来上がるのです。

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翌日、すっかり乾いて固まったモルタル下地の上に自然土風舗装材を打設していきます。

園路の表面に凹凸ができないよう、慎重な作業が繰り返されます。

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園路が固まるのを待つ間、瓦のモニュメントをつくることに。

2日目に据えた切石に瓦を規則正しく積んでいきます。

瓦のモニュメントは左右に2つ。それぞれ違う種類の瓦を使っています。

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さて、いよいよ最終日です。

剪定枝ブーケも見事に咲いてくれました。

これはいい庭が仕上がりそうな予感がしますね。

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園路が固まっているのを確認して型枠を慎重に外し、仕上げの下草を植えれば完成です。

柔らかな風が気持ちのいい自然風の庭に仕上がりました。

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エクステリア用の椅子とテーブルも配置し、お庭でのんびりとくつろげるスペースもできました。

シダレザクラも咲き始め、家族だけのお花見も楽しめますね。

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瓦のモニュメントが柔らかな雰囲気を引き締める良いアクセントになっています。

瓦は日本で古くから使われてきた和のマテリアルですが、庭に取り入れるとあまり威圧感がなくモダンでおしゃれな雰囲気をもつ不思議な素材です。

和風、洋風、自然風、モダン。

それぞれの要素を含有しながらも、うまく溶け合った唯一無二の庭に仕上がったと思います。

そして何より四季折々の花木に恵まれた楽しい庭になりました。

 

https://www.instagram.com/p/BSlDRUPBqr7/

 以上、今回の庭づくりの記録をまとめてみました。

またこういう機会があれば記事にしたいと思いますので、楽しみにしていてください。

 

記事・・・飛田亮

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春といえばお花見!滋賀県のサクラの名所10選!

 

 早い所ではもうサクラが開花し、満開を迎えるところもあるでしょう。

サクラはあっという間に散る儚いところが魅力の一つですが、見逃してしまっては元も子もないので皆さん、お花見の計画はお早めに!

さて、今回は滋賀県のサクラの名所として名高いお花見スポットを紹介していきます。

関西でお花見といえば吉野のサクラや京都の社寺を想像する方が多いかもしれませんが、滋賀にもちゃんとお花見スポットはありますよ!

滋賀といえばやはり琵琶湖ですが、サクラ越しに望む湖もこれまた絶景です。

京都へお花見旅行へ行かれる方はぜひともこの記事を参考に滋賀まで足を延ばしてみてください。

 

豊公園

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出典:http://kitabiwako.jp/spot/spot_10053/

  • 住所・・・滋賀県長浜市公園町1325
  • サクラの見頃・・・4月上旬 ~ 4月中旬

長浜城の麓、琵琶湖湖畔につくられた公園です。

日本さくら名所100選」にも選ばれており、園内にはソメイヨシノを中心に600本ものサクラが植えられています。

お城の天守閣からは広大な琵琶湖と満開のサクラが一望できます。

 

海津大崎

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出典:http://www.takashima-kanko.jp/spot/makino/533.html

日本さくら名所100選」に選ばれており、琵琶湖湖岸およそ4kmに渡って800本ものソメイヨシノがサクラのトンネルをつくり出します。

湖畔を歩きながら満開のサクラを楽しめる、贅沢なお花見スポットです。

ちなみに近くには滋賀県一押しの観光スポットメタセコイア並木もあるので、一緒に訪れるのもありです。

 

石山寺

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出典:https://sp.jorudan.co.jp/hanami/spot_286.html

季節ごとの花を楽しめ、紫式部が「源氏物語」を執筆したといわれる花と文学に所縁のあるお寺です。

境内には600本ものサクラが植わり、春には雅趣溢れる風情を堪能できます。

 

三井寺

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出典:http://drive.nissan.co.jp/SPOT/detail.php?spot_id=1902

天台寺門宗の総本山。近江八景の一つである「三井の晩鐘」や、国宝・重要文化財を多数有する有名なお寺です。

境内にはソメイヨシノを中心に1500本ものサクラが咲き誇り、満開時には夜間ライトアップが行われます。

 

比叡山

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出典:http://japankankou.jp/siga/077-529-2216.html

  • 住所・・・滋賀県大津市坂本本町4220
  • サクラの見頃・・・4月下旬 ~ 5月上旬

世界遺産としても知られる比叡山延暦寺から麓の仰木までを繋ぐ12kmのドライブウェイ沿いに、ヤエザクラが40種ほど植えられています。

人里離れた山道を走りながら車の中でお花見するのも乙なものですね。

 

びわ湖バレイ

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出典:https://sp.jorudan.co.jp/hanami/spot_535.html

  • 住所・・・滋賀県大津市木戸1547-1
  • サクラの見頃・・・4月上旬 ~ 4月中旬

びわ湖バレイは琵琶湖を望む高原リゾート地で、冬にはスキー場にもなる人気の観光地です。

広大な琵琶湖を眺められる傾斜地には1500mに渡っておよそ1000本ものサクラが咲き誇り、「望湖桜」として春にはサクラの名所として賑わいます。

 

彦根城

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出典:http://www.biwako-visitors.jp/season/detail/000085.html

  • 住所・・・滋賀県彦根市金亀町1-1
  • サクラの見頃・・・4月上旬 ~ 4月中旬

琵琶湖の湖畔にそびえる彦根城も春にはサクラで囲まれよりいっそう美しくなります。

城のお堀沿いを中心におよそ1200本のサクラが開花し、桜祭りや夜間のライトアップも行われます。

 

畑の枝垂れ桜

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出典:https://sp.jorudan.co.jp/hanami/spot_644.html

信楽ののどかな茶畑のなかにそびえる一本のシダレザクラの巨木です。

樹齢は400年を超えるとされ、甲賀市指定の天然記念物にも指定されています。

 

滋賀県近江富士花緑公園

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出典:http://eonet.jp/travel/sph/season/sakura/

  • 住所・・・滋賀県野洲市三上519
  • サクラの見頃・・・3月下旬 ~ 5月上旬

近江富士ともいわれる三上山の麓に広がる森林公園です。

早咲きのものから遅咲きのものまで様々な種類のサクラが植わっており、長い期間お花見を楽しむことが出来ます。

 

MIHO MUSEUM

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出典:http://www.biwako-visitors.jp/season/detail/000071.html

1997年に開館した、信楽町郊外の山中にある美術館です。

美術館の展示品はもちろん庭や景色も美しいですが、春にはシダレザクラ並木が開花しさらに美しく飾り立てます。

 

 以上、滋賀県のおすすめお花見スポットを紹介してきました。

ぜひとも気になるところがあったら行ってみてくださいね。

 

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