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GardenPorterのブログ

滋賀県にある山野草のネットショップ、GardenPorterのブログです。山野草を始めとする四季折々の草花やお手入れやガーデニングに関する情報を初心者の方にもわかりやすくお届けします。

Let's除雪!庭の雪かきにおける5つのポイント

ガーデニング

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 この冬一番といわれる強い寒気が猛威を奮い、関西地方は大雪に見舞われました。

滋賀県の平地でもたくさんの雪が積もり、かなりの積雪量を記録した地域もあります。

庭仕事をする身としては雪はかなりの厄介者。

雪かきという仕事が一つ増え、しかもこれがなかなかの重労働です。

それはきっとガーデニング好きの皆さんにとっても同じ事と思いますので、今回はお庭に積もった雪を除雪するポイントをいくつか紹介したいと思います。

 

雪かきの服装

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雪かきの際には防寒対策をしっかりとしましょう。

なるべく防水性のウェアを着用し、マフラー、手袋、長靴などを身に付け服の隙間からの雪の侵入を防ぎます。

雪かきは重労働で結構汗をかくため、インナーには吸水性があり乾きやすい素材のものを着るといいでしょう。

自分の汗で体が冷えてしまうこともあるので、風邪をひかないよう万全の装備で挑みましょう。

 

雪かきの道具

雪かきの道具にも様々なものがあります。

雪かきを効率よく進めるためにも、雪の状態や地形に応じて道具を選び、なるべく楽に作業しましょう。

ほうき

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5cm程度に積もったサラサラとした新雪なら、庭掃除に使う竹ぼうきでも十分です。

できればほうきで掃ける程度に積もった雪を頻繁に除雪するのが理想的です。

 

スコップ・シャベル

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スコップ程度なら用意している家庭も多いと思いますので、雪かきにも活用していきましょう。

金属製のものなら固まって氷状になった厄介な雪も崩して運ぶことができます。

 

スノーダンプ・ハンドラッセル

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雪を楽に運搬できる道具です。

スノーダンプは大きな角スコップにパイプの持ち手が付いたような形で、ソリのように滑らせて使います。

芝生の広く張られた庭で活躍しそうですね。

 

庭の雪かきにおける5つのポイント

・重心を低く体全体を使う

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スコップ・シャベルを使う際、なんとか雪をすくおうと腕だけに負担を掛けがちですが、それだとかえって身体のいろんな箇所を痛める恐れがあります。

なるべく重心を低くし、腕だけではなく体全体を使うようにすると除雪も楽ですし、身体への負担も軽減されます。

一度にすくう雪の量も少なめに、細目に休憩をはさみながら行いましょう。

 

・凍結防止剤・融雪剤はNG

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よく冬の道路にまかれている凍結防止剤や融雪剤。

あれをまけば確かに雪は溶けてくれるのですが、ある2次災害が懸念されます。

なにせあの正体は塩や塩化カルシウムなので、塩分が含まれています。

塩分が一旦土中に浸み込むと取り除くことは難しく、苗や作物が生育不良を起こしたり、金属製のエクステリアや車が錆びて腐食する恐れがあるため使用は控えましょう。

 

・お湯や水を使う際は凍結に注意

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お湯や水を使う除雪は、水道代もかかるし雪が水を吸って重くなるためあまりおすすめではありませんが局所的には効果のある手段です。

ただし水溜りができてしまうと、気温が下がったときに凍り付き、より滑りやすく危険になるため気を付けましょう。

水を使う際は凍らないように水の後処理も考えることが必要となってきます。

 

・雪の集め場所・捨て場所に注意

雪かきにおいて、すくった雪をどこに集めるかということも重要になってきます。

早く溶けてくれるようになるべく日なたで水はけの良い場所に集めるようにしましょう。

雪のせいでどこになにを植えたか見分けがつかない状態でも、なるべく休眠中の植物の上には雪を集めないよう注意します。

なお、道路やマンホールの中に雪を捨てることは法律的にはアウトな行為なので気を付けましょう。

 

・雪のオブジェを作り庭で楽しむ

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最低限の動線や植物に危害を与える雪だけを除雪し、開き直って冬の風物詩として雪を楽しむのもありだと思います。

雪を使って楽しめるものは雪だるま、雪うさぎ、雪像かまくら、すべり台などなど。

雪ほど手間のかからず大掛かりな彫刻ができるものはないと思うので、寒さを忘れて雪で遊んでみてはいかがでしょうか。

 

 以上、庭における雪かきのポイントを紹介してきました。

お庭に雪が積もったときはぜひ参考にしてみてくださいね。

 

記事・・・飛田亮

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「間」の美を世界に発信する日本人アーティストたち

日本文化

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 皆さん、遅れましたが明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

さて、今回は今年初めの土曜日ブログ(書く内容自由)ということで久しぶりに私の趣味全開の内容にしちゃいました。

その内容とは私の大好きな「間(ま)」についてです。

一年ほど前、日本文化について散々記事を書いていた頃がありましたが、

↓間、日本文化についての記事↓

今回はこれらの内容を踏まえたうえで、日本独特の「間」の美を世界に発信しているアーティストたちを紹介していこうと思います。

完全に庭とは内容がかけ離れていますが、まあギリギリ日本文化繋がりだしたまにはこういうのもいいでしょう。(笑)

ここで挙げるアーティストたちは私が実際に出会ったり、見聞きして「間」を感じたアーティストたちです。

中には「え、これは違うんじゃないの?」という意見もあるかと思いますが悪しからず。

「間」の絶対音感保持者を自負する私がピーンときたものには大体あるんです。間が。

 

ZAZEN BOYS

日本のロックバンド。

2003年、元ナンバーガール向井秀徳を筆頭に結成されました。

中高生の頃はなんだか訳がわからないけどかっこいいなぁと聴いていましたが、私が旅を通じて日本文化や禅に傾倒していくにつれて聴き方が変わっていきました。

間を二次元で表現すれば山水画。三次元で表現すれば枯山水。四次元で表現すれば能楽

ならばもし間を音楽で、ロックで表現したらならば・・・?

それがZAZENBOYSなんじゃないかと私は思います。

音の余白がより緊張感(向井曰くキワキワ感)を際立たせ、いつ聴いてものめり込んでしまうような中毒性を放ちます。

 

浜崎健

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大阪に浜崎健立現代美術館を構える現代美術家です。

私が健さんと出会ったのはアメリカのとある砂漠。

バーニングマンという大きな催しの中でのことでした。

砂漠のど真ん中で赤い野点傘をさし、全身赤い服装に白塗りでゲリラ的に開催されるお茶会。

お茶の中身もウォッカというぶっ飛び具合でしたが、これはまさに現代の丿貫、ならぬ丿健。

このバーニングマンという素晴らしい催しに、日本文化が現代風に姿を変え存在していることに、私は喜びを隠せませんでした。

ちなみに左のギター忍者は私です。(笑)

 

MIYAVI

2002年に「雅-miyavi-」名義でソロ活動を開始し、現代に至るまで多種多様にスタイルを変えてきたミュージシャン。

彼の奏でる音楽に、というよりも彼のプレイスタイル、生きざまに私は間の美を感じざるはえませんでした。

兎に角、そのスタイルの変貌ぶりを見てみましょう。

ヴィジュアル系時代~

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出典:https://matome.naver.jp/odai/2141018384046566701

 

~極限まで削ぎ落としたサムライギタリスト時代(現代)

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私がまだ小中学生のとき、若気の至りでV系時代のミヤビを聴いていましたが、まさかこんなに変わっているとは思いませんでした。

この前のFNS歌謡祭で改めて目にしたのですが、本当の意味でかっこよくなっていて今は海外でサムライギタリストとして成功を収めています。

大変おこがましいのですが、海外経験を通じて成長した自分と重ねてしまう所があり親近感を覚えました。

欲深いものこそが後に大きく悟れるというが私の持論です。

余分なものを削ぎ落とし、よりかっこよくなったMIYAVI。

これからのさらなる活躍に期待しています。

 

山海塾

1975年に設立された天児牛大主催の舞踏グループです。

舞踏とは前衛芸術の一つとされ、感覚的な踊りなので定義することは難しいです。

舞踏の思想は、蟹股、短足といった日本人の身体性へのこだわり、神楽、能、歌舞伎などの伝統芸能や土着性への回帰、中心と周辺の視座による西欧近代の超克。

 

ダンスの定義を拡大しダンスを単なる「動きの芸術」ではなく「肉体の質感の提示」とする。

 

「自分の胎内でカレイが泳いでいる」「もしあなたの頭が十倍の大きさだったら」「“郷愁”をまっすぐ歩くことだけで表現する」「花火の家族の一家団欒」などといった、禅問答的ともいえる言葉を手がかりに自分なりの方法論で踊りを立ち上げるのが舞踏の作舞法である。

                     -wikipediaより

舞踏の第一人者である土方巽曰く、「舞踏とは命がけで突っ立つ死体」。

かなり難解そうですが、能楽や日本舞踊の延長線上とすればあながち私が間の美を感じたのは間違いではなさそうです。

パリを拠点とし、海外での評価は非常に高く様々な賞を受賞しワールドツアーも成功させています。

白塗りでうごめく姿はちょっと怖いかもしれませんが、何故か見ていると落ち着きます。

 

ピコ太郎

最後に紹介するのは、アーティストというかお笑い芸人のこの人です。

ジャスティンビーバーのツイートにより一躍世界中の人気者となったわけですが、なぜここまで人気が出たのか疑問に思いませんか?

漫才などでも「間」が大事だとよくいわれますが、日本の笑いには海外にはない独特なものがあると思います。

間の美とは不足の美とも言い換えることができ、何かが抜けてる不完全なところに日本人は面白さを感じるのでしょう。

それをピコ太郎は出オチともいえる即効性のギャグで、世界中の人が一目見た瞬間に面白いと思わせた。

ジャスティンビーバーの人気のおかげといえばそれまでですが、日本独特の意味不明な笑いが世界に認知されたいい例だと思います。

 

 以上、個人的に「間」の美を感じる日本人アーティストたちを紹介してきました。

あとは上の「かわいい」編で紹介しましたが、BABYMETALなんかにも「間」を感じましたね。

なかなかマニアックな内容かもしれませんが、共感してくれる方がいれば友達になってください。(笑)

これからも「間」を追及し、私も庭を通じて表現していけたらなと思います。

 

記事・・・飛田亮

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☆新商品入荷☆山野草好きが好むクリスマスローズ「デュメトルム」など

植物の解説 山野草

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 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・姫白花ショウジョウバカマ

八重山ショウジョウバカマ

クリスマスローズ「デュメトルム」

・センリョウ

の4点の草花たちです。

今回は八重山ショウジョウバカマクリスマスローズ「デュメトルム」ついて紹介していきます。

 

ヤエヤマショウジョウバカマについて

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 特徴

 ロゼット状の葉と冬に可愛らしい花を咲かすのが特徴のショウジョウバカマ

ショウジョウバカマにもたくさんの品種がありますが、本種はその中でも可愛さが際立つ品種です。

他のショウジョウバカマと比べてみるとよくわかりますが、株がとても小さいんです。

コンパクトに成長してくれるため、寄せ植えや鉢植え、盆栽の下草などにもおすすめです。

冬には花茎を伸ばし、淡いピンク色をした小さな花を咲かせます。

花のない時期でも綺麗に並んだロゼット状の葉を楽しめる可愛らしい山野草です。

 

 原産地

沖縄の八重山諸島西表島が原産の山野草です。

ショウジョウバカマは湿り気のある山地などに好んで自生しています。

 

 育て方

強い直射日光が苦手です。

夏季は涼しい日陰で管理し、それ以外は午前中は日が当たる半日陰で管理しましょう。

水やりは表土が乾いたらたっぷりとやります。

夏季には霧吹きなどで葉水をすると水切れを防げます。

用土は鹿沼土軽石など水はけの良いものを好みますが、湿り気を好む性質をもつため水はけの良すぎるものは注意しましょう。

 

クリスマスローズ「デュメトルム」について

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 特徴

もうクリスマスは終わってしまいましたが、クリスマスローズの時期はまだまだこれからです。

本種「デュメトルム」は、以前紹介したチベタヌスと同じく原種系のクリスマスローズ

華やかさが売りの園芸種とはまた一味違った美しさがあります。

なんといってもその特徴は花の色でしょう。

柔らかなライムグリーンのような色をした小さな花は何とも言えない雰囲気を漂わせています。

落葉性なので夏季は地上部を枯らし休眠期に入りますが、冬には新たな花芽が顔を出してくれます。

山野草らしい奥ゆかしい美しさを楽しめるクリスマスローズです。

 

 原産地

ルーマニアハンガリーなどの草原に自生するヨーロッパ原産のクリスマスローズです。

「デュメトルム」とはラテン語で藪の多いところという意味で、そのまま自生地を表しています。

 

 育て方

育て方は通常のクリスマスローズと同じで、日当たりと水はけの良い環境を好みます。

ただ、落葉性なので夏には地上部は枯れ休眠期に入ります。

夏季の休眠期には日光は避け、涼しい日陰で水やりを控えめにして管理しましょう。

花後に花茎を剪定すると、養分が種にいかず株が弱まるのを防げます。

傷んだ葉なども細めに剪定してあげると風通しがよくなり病害虫を防げます。

 

 以上、本日入荷した山野草2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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これだけは知っておきたい。日本庭園における役石の種類

日本文化 庭石

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 早いもので新年が明けもう10日も経ってしまいました。

今年の冬はあまり雪が降らず、なんだか暖かく感じます。

寒さが苦手な私にとってはありがたいですが、雪は降って欲しい。

なぜって雪の降り積もった日本庭園が私は大好きだからです。

庭の随所に垣間見える人の作為を白い雪が覆い隠し、白と黒の水墨画のような世界が広がる。

禅味を孕んだ美しさに日本人としての心の琴線が揺さぶられます。

普段は厳つい表情の石たちも、白い帽子をかぶって可愛らしく見えます。

皆さんも雪が積もったらぜひ行ってみてくださいね。

 さて、今回紹介するのは日本庭園の役石です。

役石とは決まったある役割を担った石のことで、日本庭園にはたくさんの役石が据えられているのです。

この役石が分かれば庭園巡りもよりいっそう楽しくなると思うので、ぜひ覚えてみてください。

 

飛び石の役石

・沓脱石(くつぬぎいし)

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出典:http://jagdesigner.seesaa.net/article/205773013.html

縁側に据えられる石で、履物を脱ぐ場となるので沓脱石と名付けられました。

屋内外から出入りしやすいよう他の石より高く、天端が平らな石が使われています。

・踏み込み石・踏み止め石

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飛び石の始点・終点に据えられる石です。

他の石よりも大きいものが据えられることが多いです。

・踏み分け石

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園路の分岐点に据えられる石です。

他の石よりも大きく、少し高めに据えられることもあります。

・刀掛け石

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出典:http://yoshidah.exblog.jp/12175283/

茶室の躙り口に据えられる役石の一つです。

刀を置く棚の下に据えられ、二段になっている特徴的な形をしています。

景石の役石

・坐禅石

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出典:http://muso.to/teienn-zazennisinokeifu.htm

天端が平らで人一人が座れるくらい大きな石です。

禅宗との深い関わり合いが窺い知れます。

・鯉魚石(りぎょせき)

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出典:http://www.geocities.jp/tinkerbell_flowerjp/kannsai1.html

滝石組の役石の一つです。

鯉が滝を上ると龍になるという中国の故事「登竜門」に因み、鯉に見立てた石を滝の下に据えます。

・不動石

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不動石(左)と観音石(右)

出典:http://www.geocities.jp/tinkerbell_flowerjp/kannsai1.html

仏教不動明王に見立てた石で、同じく観音さまに見立てた観音石と番いで据えられることが多いです。

先の尖った巨石を立てて据えたり、滝石組の役石として据えられることも多いです。

・三尊石

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出典:http://muso.to/teienn-sannzonniwagumisyuu.htm

仏教の三尊仏に見立てた石組みです。

真ん中に背の高い「中尊石」、両脇に背を低めた「脇侍石」を据えます。

つくばいの役石

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・手燭石(てしょくいし)

茶庭において夜の茶事の際、手燭を置くための石です。

湯桶石と対の位置に据えられます。

・湯桶石(ゆおけいし)

茶事の際、湯桶を置くための石です。

手燭石と対の位置に据えられます。

・前石

つくばいの前に置く、手水を使う際に乗る為の石です。

つくばい以外にも、灯篭の前に据える石のことも前石といいます。

鉢前(縁先手水鉢)の役石

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出典:http://www.geocities.jp/sankyo_niwaishi/element1.html

・水汲石(みずくみいし)

茶事の際、従者が手水の水を汲んで差し出すときに足を置くための役石です。

清浄石とは対の位置に据えられます。

・清浄石(しょうじょういし)

水汲石とは対の位置に据えられる立石で、水汲み石との調和を保ちます。

・水揚石(みずあげいし)

茶事において主人が手水鉢に水をあげたり掃除するための石です。

縁側から見て手水鉢の後方に据えられます。

・蟄石(かがみいし)

濡れ縁の下に据えられた役石です。

鉢からこぼれた水が建物にかからないよう水返しの役目があります。

青石が据えられることが多いです。

 

 以上、日本庭園の役石たちを紹介してきました。

ここで紹介したのは序の口で、まだまだたくさんの種類の役石があります。

役石のことを知ればよりいっそう庭園への知識が深まり、興味が沸いてくると思うのでぜひみなさんも覚えてみてください。

 

記事・・・飛田亮

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☆おすすめ商品紹介☆白い小花と真っ赤な実が楽しめる高山植物「アカモノ」など

山野草 植物の解説

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 本日はGardenPorterのおすすめの草花たちを紹介していきます。

今回紹介するのは、ユキボウズとアカモノです。

どちらも個性的な山野草ですので、ぜひチェックしてみてください。

 

ユキボウズについて

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  • 学名・・・Kyllinga nemoralis
  • 属名・・・カヤツリグサ科キリンガ属
  • 花期・・・5~11月
  • 花色・・・白
  • タイプ・・.・常緑多年草

 特徴

 ユキボウズなんてユニークな名前ですが、その姿もやはりユニークで可愛らしい山野草です。

カヤツリグサ科で、エジプトの死者の書に使われたことで有名なパピルスの仲間の湿生植物です。

花茎の先端に白く丸い小穂を咲かし、この花が雪のように見えることから名付けられました。

花は葉状苞と呼ばれる3枚の苞の上に咲きます。

花つきがよく、花期も長い人気の種です。

 

 原産地

太平洋諸島が原産地です。

湿地や水辺に好んで生息しています。

 

 育て方

 強健な性質をもっていますが、耐寒性はそこまで強くないため室内で越冬させるのをおすすめします。

日当たりは日なた~半日陰を好みます。

湿地を好む植物ですので乾燥を嫌います。

水やりはたっぷりとし、鉢を水につける抽水栽培も向いてます。

 

アカモノについて

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  • 属名・・・ツツジシラタマノキ属
  • 学名・・・Gaultheria adenothrix
  • 花期・・・5月~7月
  • 花色・・・白
  • タイプ・・.常緑小低木

 特徴

 別名「イワハゼ」と呼ばれる日本固有種のツツジの仲間です。

高山に生息し、初夏に白い壺型の小さな花を咲かせます。

花後には赤い実をつけ、生食可で甘い味がするそうです。

枝は細かく分岐し、地面を這う様に広がります。

名の由来は赤い木の実を指す「アカモモ」という言葉が訛ったからだと言われています。

 

 原産地

 本州・四国の山地に自生しています。

日当たりのいい高山の岩場や林縁に好んで生育します。

 

 育て方

 日当たりを好みますが、夏季の直射日光は葉焼けを起こす恐れがあるので半日陰で管理しましょう。

耐寒性はあるため冬の寒さには強いですが、乾燥した寒風にあたると根が傷む可能性がある為風通しには気を付けましょう。

水やりは表土が乾いたらたっぷりとやりますが、夏季は蒸れるため控え目にやったほうがいいです。

 

 以上、おすすめの商品2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

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いまも進化する日本が誇る職人技。庭の魅力を引きだす名脇役たち

ガーデニング 日本文化 竹細工


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 庭において最も欠かせない要素を挙げるなら、植物、石、水。

この三要素は絶対に庭とは切り離せない存在ですし、これだけで充分に魅力的な庭が構成できるでしょう。

そして中でも植物。

庭に植物を植えるのは万国共通ですし、樹木一本、花壇一つあるだけで空間が和やかに様変わりします。

さて、我が国日本の庭には植物をはじめとする主要な要素以外にも、庭を彩る様々なものが独自に取り入れられてきました。

それは例えば竹垣だったり、石工品だったりと実用的なものから観賞用のものまで様々です。

そしてそれらは職人たちの手によって今もなお進化し、現代の新たな形が生み出されていることは皆さんご存知でしょうか。

今回はそんな庭の魅力を惹きたてる名脇役たちを、昔からあるものは皆さん見たことがあると思うのでなるべく現代の作例をもとに紹介していこうと思います。

 

単なる屋根材としてではなく、庭に置いて多種の可能性をもつ瓦。

使わなくなった古瓦を利用して作庭する場面も増えました。

古くから使われてきた素材なのに庭に取り入れるとモダンな雰囲気になるのが不思議です。

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出典:http://blogs.yahoo.co.jp/azumazouen/32275837.html

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出典:http://www.kkan.net/photo/works/landscape/02takahama/01.html

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出典:http://www.yane-savers.jp/blog/archives/1435

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出典:http://uchimurakawara.blog66.fc2.com/blog-entry-146.html

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出典:http://shinhou.jp/tile%20recycling%20gardening.html

 

心洗われるような鮮やかな緑が魅力の苔。

海外での人気も高く、イギリスのチェルシーフラワーショーでは日本人がつくる苔をふんだんに使った庭が賞を取ったり、ゲリラ的に壁に苔で絵を描くアーティストが活動しているようです。

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出典:http://post.housing-komachi.jp/contens/interior/%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%9A%AE%E3%82%89%E3%81%97%E3%81%AB%E8%9E%8D%E5%90%88%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E8%8B%94/

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出典:https://tabelog.com/rvwr/00013387/diarydtl/27824/

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https://www.instagram.com/p/BHTn9bDgeyp/

 

 

竹垣

竹のもつ直線美としなやかさを最大限に活かす竹垣は、現代においても職人によって様々なものが創作竹垣としてつくられています。

その可能性はまさに無限大ではないでしょうか。

https://www.instagram.com/p/BBe9EcVRZ8e/

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出典:http://www.geocities.jp/bangon16/tfirst.html

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出典:http://blogs.yahoo.co.jp/kazuhomusouen/13034096.html

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出典:http://yo-koujuen.jugem.jp/?month=201504

 

竹細工

庭の趣をぐっと高める竹を使った様々な小道具たちです。

中には竹細工なんてレベルじゃないものもありますが、面白いので載せてみました。

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出典:http://yo-koujuen.jugem.jp/?month=201504

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出典:http://ameblo.jp/matsuri-apple/entry-12013603963.html

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出典:http://s.webry.info/sp/fulaohana.at.webry.info/201004/article_22.html

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出典:http://chikaken.com/gallery/

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出典:http://4travel.jp/travelogue/11123453

https://www.instagram.com/p/BOV3Y_ZleMO/

 

 

土塀

土壁や築地塀、版築など日本では昔から様々な土塀がつくられてきました。

昨今は様々な色の土の層が幾重にも重なる版築土塀が人気のようです。

 

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出典:http://ameblo.jp/kozai-akiba/entry-12078118684.html

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出典:http://www.geocities.jp/azumazouen/page079089.html

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出典:http://www.geocities.jp/azumazouen/page069127.html

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出典:http://www.maruhiro.jp/gallery/sakan24.html

 

 

昔はとても身近な存在だった藁。

庭においてはわらぼっちやこも巻き、正月飾りに使われてきましたが、そんな普遍的な藁をアートに昇華させる動きがあるようです。

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出典:http://blog.goo.ne.jp/duke1955/e/8053c14b0e1c2bc188c76bfc0b19d152

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出典:http://machinamibigaku.blogspot.jp/2012/02/112.html

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出典:https://lovegreen.net/special/p16571/

 

石積み 

庭師の石積みは単なる土留めとしてではなく、石の美しさを見出しその庭にあった石選びと積み方が求められます。

熊本地震でも全壊しなかった日本が誇るべき穴太積みは、張り石みたく石の目地がきっちり合わさってはいなくても、えくぼの様な石の表情が活き活きとした美しい石積みです。

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https://www.instagram.com/p/BFyJTB3RZ2l/

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石灯

日本庭園の重要な添景物である石灯篭も、昨今では日本庭園を作る機会が少ないためあまり需要がないかもしれません。

最近では気軽に庭に飾れる小さな石灯りが人気で、香川県では石灯りロードというイベントが毎年行われています。

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出典:https://plaza.rakuten.co.jp/shizendaisuki/12027/

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出典:http://realjapanproject.com/blog/ishiakari2014.html

 

 以上、庭の魅力を引きだす名脇役たちを紹介してきました。

みなさんも新たな日本庭園の可能性を探ってみてはいかがでしょうか。

 

記事・・・飛田亮

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☆おすすめの商品紹介☆小ささが魅力の山野草「ヒメユキノシタ」など

植物の解説 山野草

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 本日はGardenPorterのおすすめの草花たちを紹介していきます。

今回紹介するのは、カンザキアヤメとヒメユキノシタです。

どちらも冬の間も楽しめる山野草ですので、ぜひチェックしてみてください。

 

カンザキアヤメについて

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  • 学名・・・Iris unguicularis
  • 属名・・・アヤメ科アヤメ属
  • 花期・・・1~3月
  • 花色・・・紫
  • タイプ・・.・常緑多年草

 特徴

 アヤメと言えば通常なら初夏に花咲くことから、夏の季語としても知られている植物です。

暑い夏の水辺に咲くのがなんとも涼やかで見ていて癒される花の一つです。

ところが本種はその名の通り寒咲き。冬に咲く珍しいアヤメです。

1月~3月頃になると紫色の優雅な花を咲かせます。

また、通常のアヤメと比べ草丈が低いのも特徴で、成長しても3~40cm程度とあまり植え場所に困りません。

花が咲く位置も低く、葉の陰に隠れるように咲く小型の種です。

 

 原産地

 地中海沿岸~西アジア原産のアヤメの仲間です。

 

 育て方

耐寒性・耐暑性共に備えている丈夫な植物ですので、あまり手間はかかりません。

日当たりと、水はけのよい用土を好みます。

冬の寒さの心配はいりませんが、降雪地帯では雪の重みの折れてしまうことがあるので雪対策はしっかりとしておきましょう。

 

ヒメユキノシタについて

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 特徴

ユキノシタといえば様々な種類があり、当店でもいくつか斑入り種のものを取り扱っています。

しかし本種の特徴はその大きさ。葉っぱがとても小さく可愛らしいのが特徴です。

あくまで小さな葉の鑑賞価値が大きいですが、春には花茎を伸ばし白い花を咲かせることがあります。

とても小さくコンパクトにまとまるため、鉢植えや寄せ植え、草盆栽などに人気の品種です。

小さな植物がお好きな方はぜひ育ててみてはいかがでしょうか。

 

 原産地

 日本各地に自生するユキノシタの矮小品種です。

 

 育て方

直射日光と乾燥を嫌う植物です。

日なたには置かず、半日陰か明るい日陰で管理してください。

湿った環境を好むので、どちらかというと水持ちの良い用土を好みます。

なめくじが発生しやすい環境にあるので、食害に注意しましょう。

 

 以上、おすすめの商品2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

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滋賀県のおすすめスポット紹介!~お菓子の大農園「ラ コリーナ近江八幡」~Part2

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↓約半年ほど前、ラ コリーナ近江八幡というお店へ行った時の事を記事にしました。↓

あの時でも十分に楽しめましたが、 今回新たにカステラ店がオープンしたと聞き再び訪れることに。

行ってみた結果、期待以上の感動を味わえたのでまた皆さんに紹介したいと思います。

 

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コリーナ近江八幡のシンボルともいえるメインショップの芝屋根。

前回行ったのは夏だったため青々としていましたが、今は冬らしい素朴な風情を楽しめます。

季節によって姿を変える建築、素敵です。

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ショップの中の寄せ植えも変わっています。

夏場は青々としたモミジとセキショウが植わっていましたが、クリスマスシーズンに合わせてヒイラギに変わっていました。

赤い実がたくさんなっているのはヒイラギの仲間のセイヨウヒイラギ。

クリスマス・ホーリーとも呼ばれ、角ばった葉と真っ赤な実をたわわに実らせます。

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この寄せ植えも正月らしくセキショウヤブコウジが追加され、

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黄色い蕾が可愛らしいロウバイとピンクのマツムシソウもまだ咲いていました。

さて、そんな山野草たちが出迎えてくれるメインショップを抜けたところに、新たにオープンしたカステラショップが待っています。

期待を胸にメインショップを抜けると・・・

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広い。

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広い・・・。

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広い!!

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ご覧のとおり滅茶苦茶広いです。

カステラショップの他にも建造物がいくつかあり、田んぼが広がっていました。

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田んぼの中にはいくつかの石が鎮座しており、頂上には小さなマツの子供がにょきっと生えています。

まるでミステリーサークルやストーンヘンジを連想してしまいますが、なんともいえない大地のたくましさを感じます。

五穀豊穣の神に祈るような力強さがあり、稲も健やかに育ちそうです。

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さて、まずは早速カステラショップで舌鼓を打つことに・・・。

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「栗百本」

カステラショップ、その名も「栗百本」。

栗の木を百本以上も使ったことから命名されたそうです。

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ショップに入る前からすでに栗の柱の迫力がすごいです。

めちゃくちゃかっこいい。

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ショップの入り口にも寄せ植えが。マンサクの蕾がまだ遠い春を予感させました。

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店内の様子がこちら。

ご覧の通り栗の柱がふんだんに使われています。

曲がりくねった野趣溢れる栗材がこんなにも・・・なんと贅沢な空間でしょう。

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テーブルや椅子も栗材でできています。

木材の接合部の千切りもお洒落で可愛らしいです。

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栗柱にはそれぞれ大胆ななぐり仕上げが施されていました。

規則正しく細かいなぐりももちろん美しいですが、こういった空間にはこれくらい大胆なほうが映えるのだなあと感心しました。

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店内では2種類のカステラを選んで頂けます。

左の焼きたて八幡カステラはあんこを添えて食べるのですが、これがとても美味しい。

アセビセキショウの寄せ植えに癒されながらいただきました。

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カウンターにはグミ、マツムシソウセキショウの寄せ植えも飾られていました。

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ちなみにお手洗いの扉も野趣あふれるなぐり仕上げでした。凝っています。

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カステラショップを出て、敷地をひと回り探索してみることに。

カステラショップの草屋根から滴り落ちた水が雨落ちに溜まり、田んぼに流れる川になっていることにひと驚き。

園路の石橋の下に小川が流れているのにぐっときます。

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右手の建物には大きな丸い銅屋根がそびえ立っています。

これはラコリーナができてから移転したたねやの本社です。

スタッフオンリーの施設なので通常は入ることはできませんが、予約制のラコリーナツアーに参加すれば入ることができるそうです。

ぜひとも一回は登ってみたいですね。

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ちなみに本社の端には大きなクスノキが建物を貫通して植えられているのも見どころです。

自然と共生したいという意識がこんなところにまで現れていますね。

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灯りもいちいち可愛らしくて素敵です。

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少し歩くとハリネズミの様な形の建造物が現れました。

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その名も「ヨシドーム」。

滋賀県の学生たちが地元のヨシを素材につくりあげたそうです。

コリーナの建造にあたって地元の建築関係の学生が度々協力しているようで、非常に羨ましく思います。

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もちろん中にも入れます。

インパクトのある斬新な建物ながら、なんだか母胎に還ったような安堵感があり不思議な感覚に陥りました。

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ヨシドーム越しに見る青空も、何だか素敵でした。

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ヨシドームの近くにはまたもやおもしろい建物が。

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まるでメルヘンチックなおとぎ話にでてきそうな小人の家。

ちなみに扉は開閉することができ、裏に通じています。

終始子どもが遊んでいました。

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よく見るとゴヨウマツの子どもが生えています。

どうやって生きてるんだ?水やりは?大きくなったら?もし枯れたら?などなどそんな疑問点が沸いてきますが、とにかく面白いと思わせる建造物でした。

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さて、がらりと雰囲気が変わりますがここはコンテナショップ。

ここもカステラショップ同様最近オープンした人気スポットです。

パン屋やお菓子のギフト、ちょっとした飲食スペースなどがあります。

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パン屋の前には生木のクリスマスツリーが飾られていました。

裏が白いモミの木なのでウラジロモミ。

ドイツトウヒと並び、日本では最もポピュラーなツリーに使われる木です。

ナチュラルな飾りつけが可愛らしいツリーでした。

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サザンカセキショウヤブコウジの寄せ植え。

どんな場所でも草花でもてなす心を忘れないたねやの精神、素敵です。

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ここでアランチーノと言うイタリア料理を始めて食べましたが、これがおいしい。おすすめです。

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以上、ラ コリーナ近江八幡について紹介してきました。

まだまだ自然と共に成長を続けるたねやグループから目が離せません。

自信をもって勧められる滋賀県のおすすめスポットですので、ぜひ機会があれば皆さんも行ってみてください。

 

記事・・・飛田亮

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【正月飾り】創作門松をつくってみた【日本文化】

日本文化 企画

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 皆さん、今年もいよいよあと一週間を残すのみとなりました。早いものですね。

そして本日はクリスマス・イブ。

去年ならクリスマスリースの記事を書いたし、ここはクリスマスに因んだ記事を書きたいところですが、そうはいきません。

なぜなら私はここ最近、門松づくりに没頭していたからです。

門松といっても普通の門松ではなく、創作門松です。

創作門松とは、基本の門松をベースに素材や形を自分なりにアレンジしてつくるオリジナルの門松で、庭師の腕の見せどころでもあります。

この一年で培った技術を、年の一番最後に門松という作品に集約し、年を跨いで新年を飾る。

これは庭師にとって一年を反省し振り返り、そして次の年へのチャレンジ精神を表明する意思表示ともいえます。

私は今回庭師になって2回目の正月を迎えるわけですが、今年からは創作門松づくりに挑戦してみようと思い立ちました。

果たしてどんな作品になるのか、私の処女作ができる過程を見て頂けたらと思い記事にしていきます。

 

テーマは「編む」と「かわいい」

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まず、なんとなく頭の中で思い浮かべている完成形を絵にしてみます。

庭師になってからの経験を頭の中で反芻し、私は一体何を学んできたのか・・・。

まずはやはり「竹」でしょう。GardenPorterの作品で竹の花かごを作ったし、最近では一人で光悦寺垣の制作を手がけました。

門松にとってのシンボルマークである3本竹にここは凝りたいところ。そして思い切って土台を竹の花かごにアレンジします。

図の3本竹に付いてる丸い物体は苔玉です。遊びで書いたので気にしないでください(笑)

そして門松にとって欠かせない若松。ただ若松を挿していくのもいいですが、私は生け花を習っているので生け花要素を取り入れることに。

・・・などなどいろいろ考慮して、技術的には竹をひご状にして「編む」ということと、全体的には日本人の類まれなる美意識である「かわいい」と思える門松を目指すことにしました。

ちなみにこの絵を妻に見せたところ、「キモイ」と一蹴されました(爆笑)

 

創作門松をつくる

さてさて、そんな妻に「かわいい」と言わせる門松をつくってみせる為、まずは土台の花かごから作っていきます。

https://www.instagram.com/p/_9gsaIxZwJ/

以前つくった四海波花籠は、言わば手のひらサイズです。

門松にするならこの5倍の大きさは欲しいところ。

そのためには長くて太い竹ひごを作らなくてはいけません。

そしてできるだけ肉をそぎ落とし薄く剥ぐ。籠にするには強く曲げる必要があるからです。

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本当にできるのか?という疑問を抱きつつも、長さ3m、幅3cmほどのひごを16本つくります。この作業が一番大変でした。

竹は円形のため、幅3cmもあるひごを作ろうと思うと中心の肉の厚みのせいで均一には薄くなりません。

そこで中心の肉だけをスプーン状の道具で抉り取る必要があり、小刀でコツコツそぎ落とした結果ひご1本につき1時間以上かかりました。

本当にできるかの保証もないのにひごをつくるだけで軽く16時間以上も費やし、これで失敗したら二度と立ち直れないかもしれません・・・。

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そしたら編んでいきます。16時間以上の孤独に耐えかねついに自宅に持ち込みました。

いくら薄く剥いだとはいえ厚みがあり、かなり固いため浴槽にしばらく付けてから編みました。

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これを・・・

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こうして・・・

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こうなって・・・

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完成!

縁のひごを結ぶ所でかなり力が必要なため、一人では難しく妻と綱引きのようにしてなんとか完成。

これでもひごの長さが若干足りず、なんとか無理矢理銅線で縛って形にしました。

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さて、お次は3本組竹の作成です。

細長い風船に、竹ひごを巻き付けていきます。

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風船を割れば完成!ですが思ったより細い・・・。

これをそのまま立てても貧弱に見える為、もう一工夫加えることに。

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三角コーンにタオルを巻いたものにひごを巻き付け・・・

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合体!

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私的には「かわいい」3本組竹ができあがりました!

妻に見せたところ「キモイ・・・。うさぎさん?」とのこと。

まだキモイか・・・。ん?でもまてよ。うさぎって可愛いってことじゃ?

なんとかなくかわいいに向かっているのではないかという手ごたえを感じてきました。

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さて、お次は若松です。

門松と言えばどうしても3本組竹が目立ちますが、その本来の姿は松。

ここは生け花の技術を駆使して若松を目立たせてあげたいところです。

生ける器の竹筒と、7本組の若松を用意しました。

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松を生ける為、竹筒に又木と言われる竹を入れ込みます。

私が習っているの流派は未生流。

三才格という決まった生け方で生けていきます。

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若松を寸法で切り、美しいラインを描くようにためていきます。

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「七」本の松。「五」羽の水引。「三」才格の格花。

七五三のおめでたい生け花の完成です。

これを番いでつくって飾ります。

片方は華道の先生と一緒につくったものなので、それに近づけるように生けました。

同じ寸法や曲線にためるのに苦労しました。

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花かごの中に設置するとこんな感じになりました。

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いよいよ大詰めです。

水をたっぷり吸わせたオアシスをセットし、

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三本組竹を真ん中に設置。

ひごの先をオアシスに差し込んで固定しました。

あとは足元を松であしらえば・・・

https://www.instagram.com/p/BOV3Y_ZleMO/

完成です!!

足元は松だけでシンプルにいっても良かったのですが、ついつい欲が出てナンテンを生けこんでみました。

良くも悪くも通った人が振り返るような、インパクトとオリジナリティ溢れる仕上がりになったと思います。

なんとか妻からは「キモかわいい」の称号を授かったので、これで良しとしましょう。

 

 以上、創作門松の記事でした!

この作品づくりを通して、日本人独特の美意識「かわいい」についてかなり深く考えさせられたので、そのことはまた別の記事にまとめたいと思います。

また来年の終わりには納得のいく創作門松がつくれるよう、いろんなことに挑戦し、技術を身に付けていきたいです!

 

記事・・・飛田亮

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☆おすすめの商品紹介☆奥ゆかしくも可憐な華「モモバナヒカゲツツジ」など

植物の解説 山野草

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 本日は新着商品入荷の日のはずでしたが、冬の間はどうしても流通する花数が減りがち・・・というわけで残念ながら今回の商品入荷はございません。

その代わり今回の記事では今までに入荷したものの中から紹介しきれなかった草花たちを紹介していこうと思います。

そして誠に勝手ながらGardenPorterは12/29~1/8までお正月休みをいただくので来週、再来週の商品入荷もございません。

ですので3週にわたってお店にある商品を紹介していきますが、どうぞお付き合いくださいませ。

それでは最近入荷したものの中から、モモバナヒカゲツツジとハコネコメツツジについて書いていきます。

 

モモバナヒカゲツツジについて

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  • 属名・・・ツツジツツジ
  • 花期・・・4~5月
  • 花色・・・ピンク
  • タイプ・・.・常緑低木

 特徴

日本人にとってサクラと同じくらいポピュラーな花木、ツツジ

日本の風土にあった丈夫な性質と長く楽しめる色鮮やかな花を咲かせることから街路樹やお庭の生垣、県の花に指定されているところも多いです。

そんなツツジにもたくさんの品種があり、本種はツツジの中でもシャクナゲに非常に近い性質をもっています。

春になると淡いピンク色の花を咲かせますが、シャクナゲほど派手ではない奥ゆかしい美しさを感じさせます。

名前の通り、明るい日陰でも生育することが可能なツツジです。

 

 原産地

ヒカゲツツジは関東以西~九州の山地の岩場や水辺に好んで生育しています。

山間の沢の近くに咲くことからサワテラシという別名もあります。

 

 育て方

名前に「ヒカゲ」と付きますが完全な日陰ではさすがに生育不良を起こしてしまいます。

日なたでも育ちますので、半日陰の環境で夏季は遮光して育ててあげるといいです。

水辺に生育することからある程度湿度のある環境を好みますので、乾燥のしすぎには気を付けましょう。

剪定は必要があれば花後すぐに行いますが、成長が遅く自然樹形でもきれいにまとまるのでそれほど必要はありません。 

 

ハコネコメツツジについて

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  • 学名・・・Rhododendron tsusiophyllum
  • 属名・・・ツツジ科ハコネコメツツジ
  • 花期・・・5月~6月
  • 花色・・・白
  • タイプ・・.・半常緑性低木

 

 特徴

またもやツツジの仲間の紹介です。

といってもモモバナヒカゲツツジとは似ても似つかない姿をしており、本当にツツジの仲間かと疑ってしまうほどです。

それもそのはず、属名が「ツツジ属」ではなく「ハコネコメツツジ属」。オリジナリティに溢れている訳です。

春になるととても小さな白い花を咲かし、よく見るとちゃんとツツジの形をしているのが可愛らしいです。

小さな葉には細かい毛が密生し、枝がよく分岐し全体がコンパクトにまとまるのが特徴です。

鉢植えや盆栽として人気があります。

 

 原産地

箱根や伊豆を中心に本州に自生する日本固有種の山野草です。

高山の草原や岩場に好んで自生しています。

 

 育て方

日当たりの良い場所を好みますが、夏季の直射日光を受けると葉焼けの恐れがある為、夏場は涼しい日陰か半日陰で管理します。

用土は水はけの良いものを好み、鹿沼土や火山レキなどを混ぜてあげるといいです。

箱根町では天然記念物に指定され、絶滅危惧種にも登録されている希少な植物ですので大切に育ててあげましょう。

 

 以上、春の訪れが楽しくなるようなおすすめの商品2点を紹介しました。

 

記事・・・飛田亮

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