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GardenPorterのブログ

滋賀県にある山野草のネットショップ、GardenPorterのブログです。山野草を始めとする四季折々の草花やお手入れやガーデニングに関する情報を初心者の方にもわかりやすくお届けします。

今年こそは本物のクリスマスツリーを!ツリーに使われる樹木10選

植物の解説 ガーデニング

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 皆さん、もうすぐクリスマスがやってきます。

クリスマスといえばイルミネーション等の煌びやかなアイテムが街中を飾り、プレゼントやケーキ、特別なご馳走に心弾むわけですがやっぱりシンボルとなるクリスマスツリーも重要ですよね。

この一気にクリスマスムードを高めてくれるクリスマスツリーを自宅に飾りたいという方は多いと思いますが、きっとガーデニング好きの皆さんなら本物のツリーを庭に植えてみたいという方もいるのではないでしょうか。

クリスマスツリーといえばモミの木というのは皆さんご存知でしょうが、モミにもたくさんの種類がありそれぞれ特徴も違うのです。

そこで今回は、クリスマスツリーとしてよく使われている樹木たちをいくつか紹介していきます。

自宅にクリスマスツリーを植えようとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

 

ウラジロモミ

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  • 学名・・・Abies homolepis
  • 属名・・・マツ科モミ属

日本特産のモミの木で、日本のクリスマスツリーによく使われています。

モミよりも寒冷な環境を好み、葉裏が白いため全体的にグレーがかるのが特徴です。

葉が落ちにくく、枝が丈夫なためたくさん飾りつけしても大丈夫です。

 

ドイツトウヒ

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  • 学名・・・Picea abies
  • 属名・・・マツ科トウヒ属

国内では最もクリスマスツリーに使われている樹木です。

ウラジロモミよりも成長が早いため安価となっています。

枝が細いため、あまりたくさんの飾りつけはできません。

 

ホンモミ

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  • 学名・・・Abies firma
  • 属名・・・マツ科モミ属

通常のモミの木です。

ウラジロモミと区別するためにホンモミと呼ばれます。

少々枝が暴れやすく、キレイな三角錐にはなり難いですが野趣あふれる雰囲気を楽しめます。

 

トドマツ

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  • 学名・・・Abies sachalinensis
  • 属名・・・マツ科モミ属

マツとつきますがモミの仲間で、北海道や千島列島の亜寒帯林に自生しています。

北海道モミとも呼ばれ、北海道ではクリスマスツリーやマツの代わりに正月飾りにされるなど身近な樹木として親しまれています。

葉が柔らかいため飾りつけの際チクチクしません。

 

エゾマツ

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  • 学名・・・Picea jezoensis
  • 属名・・・マツ科トウヒ属

トドマツと同じく、北海道では主要な樹木として知られています。

モミノキと比べて成長が遅く、あまり大きくならないため植え場所に困りません。

葉先がチクチクするため、飾りつけはし辛いです。

 

ゴールドクレスト

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  • 学名・・・Cupressus macrocarpa 'Goldcrest'
  • 属名・・・ヒノキ科イトスギ属

明るい黄金色の葉が特徴の人気のコニファーの一種です。

普通の園芸店やホームセンターでも広く流通しているため入手しやすいです。

枝が細く柔らかいためたくさんの飾りつけはできませんが、手軽にクリスマスツリーを楽しみたい方にはおすすめです。

 

オレゴンモミ

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  • 学名・・・Abies procera
  • 属名・・・マツ科モミ属

アメリカのオレゴン州が産地でノーブルモミとも呼ばれています。

ウラジロモミやドイツトウヒと比べ葉が柔らかく、枝が密集するためボリューム感のあるクリスマスツリーを楽しめます。

 

プンゲンストウヒ

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  • 学名・・・Picea pungens Hoopsii
  • 属名・・・マツ科トウヒ属

コロラドトウヒの園芸種で、銀白色の葉色が美しい品種です。

まるでクリスマスツリーに雪が降り積もり光輝いているような見た目で、高価ながら人気のツリーです。

 

コーカサスモミ

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  • 学名・・・Abies nordmanniana
  • 属名・・・マツ科モミ属

黒海カスピ海に挟まれるコーカサス地方が原産のモミの仲間です。

ヨーロッパでは最も主流なクリスマスツリーとして知られています。

ボリュームのある綺麗な円錐形が特徴で、ヨーロッパの庭園にもよく使われています。

 

コロラドモミ

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  • 学名・・・Abies concolor
  • 属名・・・マツ科モミ属

銀白色の葉色が美しいモミノキの一種です。

あまり大きくならない品種なので、庭植えにも適しています。

 

 以上、クリスマスツリーに使われる樹木たちを紹介してきました。

ぜひ気に入ったものがあれば、今年のクリスマスまでに検討してみてはいかがでしょうか。

 

記事・・・飛田亮

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☆新商品入荷☆アジア原産の幻のクリスマスローズ「チベタヌス」など

植物の解説 山野草

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 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

サンカヨウ

・ヤツフサエゾマツ

・ヒメナンテン

・トドマツ

クリスマスローズ「チベタヌス」

・イワオモダカ

の計6点の草花たちです。

今回はこの中からクリスマスローズ「チベタヌス」とサンカヨウについて紹介していきます。

 

クリスマスローズ「チベタヌス」について

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 特徴

冬の庭を彩る主役の一つ、クリスマスローズ

市場にはたくさんの園芸品種が流通していますが、クリスマスローズの原種はいったい何種類あるのか皆さんご存知ですか?

主にヨーロッパを中心に西アジアまでおよそ20種が存在するといわれています。

そしてそこから遠く離れた中国の地になぜか1種だけクリスマスローズの原種が自生しています。

そうです。それがこのチベタヌスです。

唯一のアジア原産で希少な種であることから、「幻の花」と呼ばれ愛好家からの人気が高いです。

冬になると伸ばした茎の先に透き通るような淡いピンク色の花を咲かせます。

奥ゆかしい美しさがあり、鉢植えで大事に育てるのがおすすめです。

 

 原産地

中国の四川省、高山の山奥に自生しています。

唯一のアジア原産種で、雪解け水が豊富な地域で育ちます。

 

 育て方

他の種のクリスマスローズとは少し育て方が違います。

雪解け水が常に流れてくるような環境で育つため、水分と水はけの良い用土を好みます。

用土には軽石や川砂、赤玉土などを混ぜてあげるといいでしょう。

他のクリスマスローズとは違い夏には落葉し休眠期に入りますが、水やりは忘れずたっぷりとやってください。

日照は明るい日陰か半日陰を好みます。夏期には十分に遮光し、少しでも涼しい環境で水切れに注意して管理します。

 

サンカヨウについて

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  • 学名・・・Diphylleia grayi
  • 属名・・・メギ科サンカヨウ
  • 花期・・・5月~7月
  • 花色・・・白
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

花好きの皆さんでしたら、今までたくさんの種類の花を見てきたことでしょう。

しかし、透明な花を目にしたことがあるでしょうか?

このサンカヨウは初夏、梅雨の時期に白い花を咲かせます。

この花びらが露や雨に濡れると、なんとみるみるうちに透き通りガラス細工の様な見た目に様変わりします。神秘的で美しいですね。

ただし、5日~7日程度で花が散ってしまいます。

花が終わるとブルーベリーのような美しい青い実がなり、食べると甘く食用になるのだそうです。

この実を採り蒔きして増やすこともできますが、花が咲くようになるには3~4年かかります。

フキの様な大きく丸い葉も可愛らしいです。

 

 原産地

本州中部以北~北海道、サハリンに分布しています。

深山のやや湿った林床に好んで自生しています。

 

 育て方

強い直射日光を嫌うので、明るい日陰か半日陰で育てます。

用土は水はけがいいものを好みます。

根が傷つきやすく、痛めると枯れてしまうので植え付けはなるべく丁寧におこない、植え替えはなるべくしないようにします。

植え付けの適期は生育期の4月~9月頃がいいでしょう。

肥料は3月頃に化成肥料を置き肥してあげるといいです。

水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えます。

鉢植えの場合、休眠期には鉢内が完全に乾ききらない程度に控えめに水やりします。

 

 以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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【簡単DIY】和風にも洋風にも使える!鼓型バンブーフラワースタンドをつくろう!

竹細工 日本文化 ガーデニング ベランダガーデン

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 先日、滋賀県の某所で竹垣研修会が開かれました。

つくった竹垣は臥龍垣(がりゅうがき)。

創作竹垣の一種で、光悦寺垣や九頭竜垣の応用型といえます。

https://www.instagram.com/p/BNUKvX_lCfh/

360度縦横無尽に暴れまわる巻き玉縁と、乱れ組子の迫力がまさに地に臥す龍が如き竹垣です。

実はこの臥龍垣研修を受けたのは今回で二度目。

一度つくった経験がある為勝手がよくわかり、なにより今回の研修に使う竹や材料、道具の準備を担当させて貰ったのでより理解が深まる内容となりました。

https://www.instagram.com/p/BBe9EcVRZ8e/

前回の臥龍

 

さて、そんな竹垣講習会の中で講師の先生にガーデニングにも役立つアイテムのつくり方を教えて頂きました。

その名も「鼓型(つづみがた)バンブーフラワースタンド」です。

竹は和風の雰囲気がありますが、一工夫加えてあげることで洋風にも使えるオシャレな素材に様変わりするんです。

竹さえあれば気軽に作れるものですので、ぜひ皆さんのガーデニングの参考にしてみてください。

鼓型バンブーフラワースタンドをつくろう

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まずは竹を用意します。

使う竹は切りたてのマダケがいいでしょう。

切りたての竹は水分を含んでいるため加工がしやすいのです。

また、マダケは他の竹に比べ弾力性に富むため竹細工などに多く使われます。

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竹を竹挽き鋸で切り出しました。

地面に置いたときに自立するように、垂直に切るのがポイントです。

あまり乱暴に切ると竹の表皮がささくれてしまうので、ゆっくり確実に切り出しましょう。

寸法は大体このくらいで取りました。55cm程度です。

自分の作りたい長さで切って構いませんが、6対4か7対3程度の割合で竹の節より下を短かめに切るとバランスが良くなります。

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次は節の上下を銅線できつく止めます。

これは化粧の意味と、後でまた説明しますが竹を割るときに節まで割れてしまわないようにするためです。

シュロ縄や麻縄で結んでも良いと思います。

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こんな感じになりました。ちゃんと自立していますね。

左に転がっている黒い道具は「八割(やつわり)」といいます。

竹を八つに等分して割るための道具です。

別に無くてもフラワースタンドをつくることはできますが、あると便利です。

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八割を使えばこの通り、きれいに跡が付きました。

8等分したら、更にそれぞれを3等分、全部で24等分にハサミで切り込みを入れます。

これで大体1本1cm程度に竹が等分されました。これは各々好みの細さにしていただければ大丈夫です。

そうしたらすべての切り込みを、ハサミやナタを使って節のギリギリまで割っていきます。

節まで割ってしまうとバラバラになってしまうので注意してください。

終わったら、底部分も同様に切り込みを入れ、割っていきます。

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全て切り込みが入りました。

そうしたら、ひと回り小さめ~同じくらいの太さの竹の、節部分を用意します。

節部分にする理由は頑丈なことと、節の窪みに溜まった水を花が吸い上げてくれるようにです。

この節部分の竹を、細割した竹を広げながら奥へ奥へと押し込みます。

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上面にも底面にも押し込めば完成です。

ただの竹筒がちょっとした工夫を加えるだけでこんなにおしゃれになりました!

それでは早速お花をかざってみましょう。

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ポットのまま飾ってもいい感じです。

これならポットから出して植えるの面倒くさい・・・という方でも簡単にお花を飾れますね!

玄関先に飾って門松の代わりとしてお正月飾りにするのもこれからの時期良いと思います。

普段鉢植えとして楽しんでいる草花も、鉢ごとフラワースタンドに飾ればいつもと違った雰囲気を楽しむことが出来ますね。

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このように形状も大きさも様々なものをつくることが出来ますので、ぜひとも皆さんのガーデニングに役立ててみてはいかがでしょうか。

https://www.instagram.com/p/BNVwb-SlG6C/

 

 

 以上、鼓型バンブーフラワースタンドのつくり方でした。

そういえば以前記事にした光悦寺垣が無事現場に据え付けられ、庭が完成したので写真を載せておきます。

https://www.instagram.com/p/BNCRyHJle6H/

いい感じに溶け込んでいます!

最近竹の記事が続いていますが、来月は創作門松をつくって記事にしたいと思っておりますのでお楽しみに!

 

記事・・・飛田亮

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花の少ない冬は葉を愛でよう!江戸が生んだ葉芸を楽しめる植物8選

日本文化 植物の解説

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 秋も深まりそろそろ冬に突入する勢いのこの季節。皆さんどうお過ごしでしょうか。

東京では早くも大雪が降ったそうで、大きく変動する異常気象に私は驚いている次第です。

近年、異常気象だ異常気象だとやたらに唱えられておりますが、ここまで異常気象続きだともはや異常続きの現況が新たな常識だといってもいいかもしれません。

いったい地球はこの先どうなっていくのか不安ではありますが、自然に身をゆだね乗り切っていきたいところですね。

 

 さて、冬が近づくということは我々園芸好きには一種の寂しさがまとわりつきます。

秋にはあれだけ花を咲かせていた花々が枯れ、一年を通して比べてみるとやはり冬の庭はもの悲しい雰囲気が漂うような気がしますよね。

そこで今回は、花数が少なければ葉を楽しめばいいじゃないということで、葉に特徴のある植物たちを紹介していこうと思います。

葉に特徴というとヒューケラのようなカラーリーフを想像する方が多いかもしれませんが、今回は江戸の園芸が盛んだった時代に生み出された、「葉芸」をもつ変わり葉の植物たちを紹介していきます。

葉芸は斑入りなど葉の色や柄に特徴があるのもそうですが、葉の形に変化があるものも多く、それぞれ違った面白さがあります。

日本庭園でカラーリーフを植えるのは合わなくても、伝統美を孕む変わり葉でしたら違和感なく冬の間も葉を楽しむことが出来ると思いますので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

ツワブキ

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  • 学名・・・Farfugium japonicum
  • 属名・・・キク科ツワブキ

庭の美しさを惹きたてる優秀な脇役として人気のあるツワブキ

艶やかな緑の葉と、冬に黄色い花を咲かすことからこの時期は主役にも成り得ます。

そんなツワブキの葉芸は多種多彩。

葉の周りに白い覆輪が入る「浮雲」や、葉の縁が激しく波打つ「獅子牡丹」など様々です。

 

マンリョウ

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マンリョウはお正月の寄せ植えなどに使われるように縁起物として人気のある低木です。

葉にはフリルの様な鋸歯があり、葉の下に真赤な実をつけます。

葉の周りに白い覆輪の斑が入る「恵比寿」や虎の背の様な模様の斑が入る「白虎」などがあります。

 

ヒャクリョウ

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マンリョウと同じく縁起物として知られるヒャクリョウ。

カラタチバナという別名もあります。

葉が丸く白い散り斑が入る「八幡化」や、全体的に白味がかる「玉鳳錦」などがあります。

 

ナンテン

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  • 学名・・・Nandina domestica
  • 属名・・・メギ科ナンテン

冬に赤い実を付け、「難を転ずる」という意味を持つことから縁起物として人気のあるナンテン

ナンテンも江戸時代に盛んに栽培され、「錦糸南天」という品種が生み出されました。

錦糸南天の中にも様々な品種がありますが、細い糸の様な葉軸が密生し細かい葉が付くのが特徴です。

 

ツバキ

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  • 学名・・・Camellia
  • 属名・・・ツバキ科ツバキ属

日本人にとって最もポピュラーな花木の一つであるツバキ。

春になると色鮮やかな花をつけ、景色を美しく彩ります。

艶やかな緑の葉も魅力的ですが、葉芸もあるってご存知でしたか?

中でも面白いのは「金魚葉」。

葉の先端が3つに分かれ、まるで金魚が泳いでいるように見えます。

 

ミスミソウ

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降り積もった雪の下から花を咲かせることから、雪割草とも呼ばれています。

可愛らしい花だけで十分に魅力的ですが、実は葉芸も豊富なんです。

覆輪や虎斑など、様々な斑入りや変わり葉のものが流通しています。

 

オモト

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  • 学名・・・Rohdea japonica
  • 属名・・・ユリ科オモト属

日本で古くから栽培されてきた観葉植物で、数ある古典植物の中でもかなり人気のあった植物です。

明治時代には富裕層にかなり人気があり、今の金額にして一億円相当で取引されたこともあったのだとか・・・。

葉芸の種類も尋常じゃないほどあり、今もマニアの方々に根強い人気があります。

 

マツバラン

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  • 学名・・・Psilotum nudum
  • 属名・・・マツバラン科マツバラン属

日本に自生するシダ植物の一種で葉も根ももたない、茎だけの植物です。

それが面白がられ、古くから栽培されてきました。

斑入りにものや枝垂れているものなど、様々な葉芸が見られます。

 

 以上、日本の葉芸をもつ植物について紹介してきました。

ぜひ気に入ったものがあればご自宅で楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

記事・・・飛田亮

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☆新商品入荷☆自宅で手軽にお花見を楽しもう!「アサヒヤマザクラ」など

植物の解説 山野草

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 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・モモバナヒカゲツツジ

・ヒャクリョウ

・シロミヒャクリョウ

・コメツツジ

・アサヒヤマザクラ

リュウキュウアセビ

ミスミソウ「エチゴビジン」

の計7点の草花たちです。

今回はこの中からモモバナヒカゲツツジとアサヒヤマザクラについて紹介していきます。

 

桃花ヒカゲツツジについて

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  • 属名・・・ツツジツツジ
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・4~5月
  • タイプ・・.・常緑低木

 特徴

日本の山にはヒカゲツツジという日本固有種の山野草が自生していますが、そのヒカゲツツジ園芸品種が本種です。

通常のヒカゲツツジの花は淡いクリーム色ないし白色をしていますが、本種は優し気なピンク色なのが特徴です。

花期は4月頃で、春の訪れを知らせるとともに、桜花爛漫な気分を盛り上げてくれます。

草丈の低い姫シャクナゲの仲間でもあり、草姿は小さいながらもシャクナゲの様な花を咲かせる様はなんとも可愛らしいです。

盆栽や鉢植えとして楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 原産地

ヒカゲツツジは山地の崖や川沿いなどのやや日当たりの悪い場所に好んで自生しています。

 

 育て方

ツツジと同じように、微酸性で水はけの良い用土を好みます。

用土には鹿沼土を混ぜてあげるといいです。

肥料は3月頃に骨粉や油かす等の有機肥料を与えます。

日当たりは半日陰で管理し、夏季の直射日光は避けましょう。

 

アサヒヤマザクラについて

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  • 学名・・・Prunus pendulla
  • 属名・・・バラ科サクラ
  • 花期・・・4月
  • 花色・・・ピンク
  • タイプ・・.・常緑低木

 特徴

 もうすぐでお花見の季節・・・というには少し先取りしすぎかもしれませんが、もうお花見の準備をしておいてもいいかもしれません。

それくらい日本人にとって桜は特別で愛おしいものですからね。

そこでおすすめしたいのがこのアサヒヤマザクラです。

お花見の桜といえば街路樹にたくさん植わっていることからソメイヨシノが頭に浮かぶ方が多いと思いますが、このアサヒヤマザクラはご自宅で桜を鑑賞するにはもってこいの一品です。

まず、背丈の低い矮性種であること。

あまり大きくならない樹種なので、盆栽としても楽しむことが出来ます。

そしてなにより花つきが良いのがポイントです。

幹枝からたくさんの花芽を出し、木全体が花で覆われる様は実に優美です。

また八重咲きという特徴もある為かなりボリュームのある花を楽しめます。

耐陰性、耐寒性にも優れ丈夫な性質を持つため、盆栽初心者の方にもおすすめです

 

 原産地

日本原産のサクラです。

「一才桜」という別名もありますが、成長が早く幼木で花を咲かせる気を総称してそう呼びます。

 

 育て方

花つきを良くするためにもなるべく日なたで管理しますが、夏場の直射日光は強すぎるため西日の当たらない半日陰か明るい日陰にうつしましょう。

肥料はお礼肥えとして花後に固形肥料を置き肥するといいです。

剪定はあまり行わず自然樹形のまま伸ばし、伸びすぎている枝や混み合っている枝は花後に適宜剪定します。

水やりは表土が乾いたらたっぷりとやります。

ちゃんと管理していれば毎年花を咲かせてくれるので、頑張って育ててみてはいかがでしょうか。

 

 以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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【庭師】光悦寺垣をつくってみた【竹垣】

日本文化 竹細工

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先日、京都のとある旅館にて竹垣をつくる仕事がありました。

つくる竹垣は光悦寺垣

京都の光悦寺に本歌があり、臥牛垣(がぎゅうがき)とも呼ばれています。

作業工程的に現場ではなく会社で作成し、完成品を持っていって設置する段取りになっていたので、竹好きを自負する私が通常業務後に一人でコツコツと作ってみることに。

光悦寺垣は玉縁と呼ばれる上段の竹の柔らかな曲線美と、整然と菱形に組まれた組子の対比が魅力で、庭師としてぜひつくってみたい竹垣の一つでした。

そんな憧れと同時に、難解そうな構造からくる不安が拭えませんでしたが、意を決して挑戦した様子を記事にしていきます。

 

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親方からおおよその寸法とイメージを教えてもらいました。

つくり方等はあえて聞かず、本やネットの情報を参考に自分の頭で考えてつくります。

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まずは柱の下地を作成します。

柱の下地にする竹を節止めにし、全ての節をカンナで削ります。

節止めとは竹の節の真上で切ることで節を残し、竹の中に雨水が入らないようにする約束事の一つです。節止めをすることで腐り難くなります。

カンナで節を削るのは、後々この下地竹に細く割った綺麗な竹を巻き付けていくからです。下地の節を削っておかないと綺麗に巻けません。

竹を扱った経験のない方にはハテナかもしれませんが、後々わかってくると思います。

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柱の下地の上部に、玉縁を結合するための穴を空けます。

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玉縁の下地に使う竹を実際に通して、入ることを確認。

そうしたら次は玉縁の下地をつくっていきます。

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まず柱同様節を全て削り、組子をはめる為の溝を空けます。

そして、竹を曲げるためにV字の切り込みを入れていきます。

あばらみたいで綺麗ですね。

この切れ込みの間隔や深さによって竹の曲がりが変わっていきます。

今回は初めてのこともあって、等間隔に切れ込みを入れていきましたが、自分の理想の曲がりを追及するためにも奥の深い作業です。

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さて、無事に連結できました。

柱の下地と玉縁の下地、それから下の受け竹も結合しました。

柱と受け竹にも、組子をはめる為の溝を切っています。

これで下地の完成です。

なんだか形になってきてわくわくしますね。

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そうしたら今度は組子を取り付けていきます。

竹を割り、両面に竹の緑が見えるよう2枚を重ね合わせて等間隔にはめこみます。

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きれいな菱形になるよう調整しながら取り付け、番線で止めていきます。

このとき、右斜めに上がっている組子を表にするのが約束事です。

着物などをみても分かるように、正面からみると右斜めの衿が前に来るのが決まっています。

反対に死に装束では左が前という決まりがあり、死人の竹垣になってしまわないためにも右前で取り付けていきます。

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組子の完成です。

こうしてみると滅茶苦茶写真暗いですね。

確かこのときは23時を過ぎていたと思いますが、組子が綺麗に揃っていく様は疲れも気にならないくらい楽しかったです。

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簡単に組子を取り付けているように見えるかもしれませんが、実際は竹の裏の白い部分が見えないように1枚ずつ削っています。

ある程度削らないとうまく2枚が合わさらないのです。

こういう細かい作業が作品の仕上がりを大きく左右します。

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さて、下地と組子が出来上がったところでお次は化粧竹を下地の竹に巻き付けます。

化粧竹は綺麗に洗う必要がある為、しっかりと竹の汚れを落とします。

あまり擦り過ぎると竹の変色が早くなってしまうためこの加減が難しい所です。

玉縁と柱、両方化粧竹を巻きますが、まずは玉縁の化粧だけをつくります。

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さあここからが庭師の腕の見せどころ。

光悦寺垣を作るうえでの難関ともいわれる竹の細割です。

下地の竹に化粧竹を巻き付けるには縦に細かく裂く必要があるのです。

まず、先ほど洗った竹を8つに割り、節を落とし、それぞれを更に半分に。16等分します。

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16等分すると1本2cm前後となりました。

全ての竹をうまく同じ幅で割っていくのが綺麗に巻きつけるポイントです。

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その竹をそれぞれさらに半分に裂いていきます・・・。32等分です。

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そしてさらにまた半分に・・・。64等分です!

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その幅約4~5mm

ちなみ一本でも変に裂けてしまうと、巻き付けた時にそこだけ穴が開いてしまうため絶対に失敗できない作業なのです。

竹を捌く技術と集中力が試されます。

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無事細割完了です。

なぜこんなに細く割るかというと、4~5mm程度にしないとカーブがきつい所ではうまく竹が曲がってくれないからです。

なのでそんなにカーブがきつくない竹垣を作る場合にはこんなに細くする必要はありません。

最終的に自分の割りたい細さから逆算して、竹を割っていきましょう。

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竹を割るときにあらかじめ数字を書いておくのも重要です。

バラバラに巻きつけても綺麗には見えません。

まるで細割りしたことを悟られない一本の竹に見せるためには、ちゃんと元通り組み立てていく必要があります。

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細割が出来たら、玉縁の下地に番線で仮止めしていきます。

正直、1人で作成するにあたって細割よりもこの巻き付ける作業が一番大変だったかもしれません。

竹がうまくまとまらず言うこと聞いてくれないので、片方の手で竹を抑えもう片方の手で番線をねじるのにかなり苦戦しました。

この作業に限っては私みたいに意地にならず、誰かに手伝ってもらうのがいいと思います。笑

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番線である程度仮止めが出来たら、銅線でしっかりと止めていきます。

ご覧のように玉縁がカーブする部分は節が綺麗な模様を描きます。

美しい。これを見るだけでも細割した努力が報われます。

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写真を撮るのを忘れていたためかなり省略しましたが、柱にも同様に化粧竹を巻きつけていきます。

柱は曲がりがないため、細く割る必要はありません。

もう間もなく完成です!

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仕上げにシュロ縄で化粧結びをしていきます。

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化粧結びには特に決まりはないので、自分の感性のままに好きなように結んでみて、親方やお客様に注意されたら直しましょう。

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さりげない場所にトンボ結び

隠れミッキーみたいに見つけたときの喜びは計り知れないはずです。笑

https://www.instagram.com/p/BM7s8ywFpjT/

完成です!!

玉縁の結びは私が憧れている庭師さんのものを勝手にパクらせていただきました。陰ながらいつも応援しています。

あとは現場合わせで足元を数10cm切れば据え付けられます。

この竹垣が旅館の庭にどう溶け込むのか、楽しみで仕方ありません。

 

 以上、光悦寺垣のつくり方でした。

記事ではわりとすんなりつくっているように見えるかもしれませんが、途中かなり失敗しています。

V字の切れ込みを入れた竹も、一度割れて全てがパーになったときは本気で泣きました。

その後泣きながら竹やぶを駆け巡ったのは今ではいい思い出です。

やる気、諦めない心、チャレンジ精神。キラキラしすぎてあまり好きな言葉たちではありませんが、そういった類のものがあれば私みたいな駆け出しの庭師でもつくれる代物なので、ぜひ若い庭師の皆さん、挑戦してみてください。

なにか助けになりそうなものとして、泣きじゃくる私を竹やぶへ走らせた曲を置いておきます。


amazarashi 『ジュブナイル』

『そこから一歩も動かないのなら 君は「侮辱された人間だ」

 そこから一歩 歩き出せたら 君は「負けなかった人間だ」』

『怖いとは言うべきじゃないな 辛いとは言うべきじゃないな

 どうせ誰も助けてくれない それを分かって始めたんだろう』

 

最高の応援歌ですね。

そしてなにより、この光悦寺垣はまだ私のものではありません。

確かに作ったのは私ですが、見本通りにつくったまでにすぎないので私の本当の作品とはいえません。

ここから自分なりに試行錯誤して、本当に自分の納得いくものを作っていけたらと思います。

最後に一言、竹の仕事って本当に楽しい!

 

記事・・・飛田亮


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☆新商品入荷☆色鮮やかな紫色の変わり花「濃色オビトケノコンギク」など

山野草 植物の解説

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 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・ノウショクオビトケノコンギク

・ツユザサ

・コシジオーレン

・ハナラッキョウ

・イトラッキョウ

・フイリヤブコウジ

・シロバナアセビ

の計7点の草花たちです。

今回はこの中からノウショクオビトケノコンギクイリヤブコウジについて紹介していきます。

 

濃色オビトケノコンギクについて

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  • 学名・・・Ribes ambiguum Maxim
  • 属名・・・キク科キク属
  • 花色・・・紫
  • 花期・・・10~12月
  • タイプ・・.・常緑多年草

 

 特徴

秋も深まるこの季節。

この時期には様々な種類のキクが花開き、私たちを楽しませてくれます。

色鮮やかなキクを素直に楽しむのももちろんいいですが、ちょっとした変わり種があるとさらに楽しみが増すと思うのは私だけでしょうか。

そんなときにおすすめしたいのが、このオビトケノコンギクです。

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鮮やかな紫色をした花がなんとも美しいキクですが、注目していただきたいのがこの花弁。

筒状の花弁の先端が丸く開いていて、まるでスプーンみたいな形じゃないですか?

通常のキクの花弁は平らな舌状花なのに、このように本種は管状花なのが最大の特徴なんです。

よく見ないとわからないかもしれませんが、色とりどりのキクの中にこんな変わり花があると開花の楽しみが増すと思うんです。

また、本種は通常のオビトケノコンギクよりも花弁の紫色が色濃くでているのもポイントです。

 

 原産地

 日本に自生するノコンギクの変種、または園芸品種といわれています。

奈良に帯解(オビトケ)という地名がありますが、その関連性は定かではありません。

 

 育て方

育て方は普通のノコンギクと同じです。

暑さにも寒さにも強いため、手間はそれほどかからないです。

強いて言うなら真夏の直射日光による葉焼けくらいでしょうか。

あとは表土が乾いたら水やりをしていれば基本放任で大丈夫です。

5~6月に地上部を半分~三分の一程度残して切り戻してあげると、花数が多くなります。

 

斑入りヤブコウジについて

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 特徴

 ヤブコウジといえば艶やかな緑の葉に真っ赤な実が特徴で、よくお庭の下草や寄せ植えなどに使われているので誰もが一度は目にしたことがあるでしょう。

冬に赤い実をつけ、「十両」とも呼ばれ縁起がいいことから正月に飾る寄せ植えにもよく植えられています。

本種はそのヤブコウジの斑入り品種で、葉の縁に白い斑模様が入るのが特徴です。

斑が入る分葉緑素がなくなるので花が付きづらく、実がならない場合が多いですが美しい斑入り葉を通年楽しむことが出来ます。

クリスマスや正月の寄せ植えに使ってもいいですし、グラウンドカバーとしてお庭に植えるのもおすすめです。

耐陰性があるため、シェードガーデンに植えることでお庭が明るく見える効果もあります。

 

 原産地

ヤブコウジ園芸品種です。

園芸が盛んに行われた江戸時代には、様々な種類の斑入り品種が作出されました。 

 

 育て方

半日陰~明るい日陰を好みます。

強い日光を浴びると葉焼けしてしまうので夏季は特に注意しましょう。

乾燥を嫌い、どちらかというと湿り気のある土壌を好むため表土が乾いたらたっぷりと水やりをし、水切れには注意してください。

地下茎で増えていきますが、成長は遅く枝分かれもしないので植え場所には困りません。

 

 以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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どうしてこうなった!?摩訶不思議な世界の奇木8選

その他

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 人が生きていく上でまとわりつく厄介なものの一つ、退屈。

贅沢な話ですが、別段何不自由なく暮らせる現代を生きる我々にとって、それは時として大きな悩みの種になります。

そんな退屈を打ち破ってくれる存在が人だったり自然だったりする訳ですが、私は特に圧倒的スケールの景色や自然物を目にすることで退屈が解消され、心がリフレッシュすることが多いです。

というわけで今回は退屈を瞬く間に吹き飛ばしてくれそうな世界の奇木たちを紹介していきたいと思います。

いったいどうしてこんな形になったのか。いったいどれ程の時を経ればこうなるのか。

などなど、圧倒的な存在感と共にミステリーを呼び起こす奇木たちをご覧くださいませ。

 

ハワイのモンキーポッド

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  • 学名・・・Albizia saman
  • 属名・・・マメ科ネムノキ属
  • タイプ・・.・常緑高木

 「この~木なんの木~♪」のCMでおなじみの気になる木です。

その正体はハワイのモアナルア・ガーデンズ・パークに生えるモンキーポッドという木でした。解決!

ネムノキの仲間であることからアメリカネムノキ、降雨前に葉が閉じることからレインツリーとも呼ばれています。

 

レインボーユーカリ

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世にも美しい虹色に輝く樹皮をもつユーカリの仲間です。

北半球に自生する唯一のユーカリで、フィリピン、インドネシアパプアニューギニア、ハワイなどにも自生しています。

樹皮は毎年違う時期に剥がれ、最初は明るい緑色に、それから年数がたつごとに青、紫、オレンジ、栗色と変化していくことから虹色に見えるのだそうです。

 

カンボジアのガジュマル

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  • 学名・・・Ficus microcarpa
  • 属名・・・クワ科イチジク属
  • タイプ・・.・常緑高木

ガジュマルといえば沖縄にも普通に生えているし、観葉植物としても出回っていることからそれ程珍しい木には思えないかもしれません。

しかし、カンボジアの遺跡に生えるガジュマルは、周りの遺跡の景色と相まってものすごい神秘的な様相を呈しています。

ガジュマルの気根が遺跡に絡みつき、中でもタ・プローム遺跡とベンメリア遺跡はその美しさに心が奪われます。

 

マダガスカルバオバブ街道

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まるで巨木を逆さまにして、地面に突き刺したかのような樹形が特徴のバオバブ

一本見るだけでも満足してしまいそうですが、なんとマダガスカルにはたくさんのバオバブが連なるバオバブ林があるとのこと。

大木の太い幹には、10トンもの水分を蓄えているようです。

 

アメリカの巨木通り

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アメリカは世界一の高さや体積を持つ大木が存在する奇木大国であることが知られていますが、そんなアメリカらしいワイルドな通りがこちら。

レッドウッド国立・州立公園を南下していくとアベニューオブジャイアンツと呼ばれる巨木通りがあります。

中には巨木の幹の中を通るコースもあるようです。

 

アメリカのブリストルコーンパイン

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  • 学名・・・Pinus longaeva
  • 属名・・・マツ科マツ属
  • タイプ・・.・常緑高木

なんと世界最古の樹木もアメリカにありました。

和名はイガゴヨウマツと呼ばれ、カリフォルニア東部のホワイト山地にブリストルコーンパインの林があります。

現存する世界最古の樹木で、その樹齢は5000年近いとのこと。

風が吹きすさぶ厳しい環境で育ったため、樹形の野趣感がこの上なく美しいです。

 

インドのナチュラルブリッジ

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インド北東部、バングラデシュとの国境近くにあるチェラプンジという村にその橋はあります。

ゴムの木とキンマの木で出来たまさに自然の橋で、500年間生きている橋として人々に使われてきました。

橋は二重になっており、今もなお成長中です。

 

サキシマスオウノキ

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サキシマスオウノキは熱帯地域に自生しており、日本では沖縄、特に西表島に群生地が確認されています。

板根(ばんこん)と呼ばれる板状の根が特徴的で、沖縄ではこの板根を切り出しそのまま船の舵として使っていたそうです。

群生地では少し歩きづらそうですが、緩やかな板根のカーブを楽しめることでしょう。

 

 以上、世界の奇木たちを紹介してきました。

きっと世界にはまだまだおもしろい植物たちがあるのでしょうね!

ぜひ気になったものがあれば、その足で見に行ってみてはいかがでしょうか。

 

記事・・・飛田亮

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花が好きなら食べちゃおう!美味しそうなエディブルフラワー10選

その他 植物の解説

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 突然ですが皆さん、「エディブルフラワー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

エディブルフラワーとは食用花という意味。

食材として使ったり、サラダに添えたりなど食べられる花のことをいいます。

世界で最も花卉生産が盛んなオランダでは日常的に食卓に花が使われているのだとか。

そんな食卓、憧れますよね。そしてなにより花を食べてみたいです。

というわけで今回はよく食べられているエディブルフラワーたちを紹介していきます。

※ただし食用になるのは無農薬の食べることを前提に育てられた花々に限りますので、ホームセンターなどで買ってきた苗の花を食べるのは止めましょう。

 

ボリジ

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  • 学名・・・Borago officinalis
  • 属名・・・ムラサキ科ルリジサ属
  • 花色・・・青紫
  • 花期・・・3~7月
  • タイプ・・.・一年草

地中海沿岸に自生する一年草です。

大きくなると1m程になる大型の草花で、紫色の花を咲かせます。

ハーブとして知られ、葉はサラダに、花は料理の飾りつけとして食べられています。

キュウリの様な香りで、クリーミーなのだそう。

 

サクラ

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  • 学名・・・Prunus
  • 属名・・・バラ科サクラ属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・2~5月
  • タイプ・・.・落葉高木

日本人に最もポピュラーなエディブルフラワーといえばサクラ。

春には桜の花や葉を使ったお菓子がたくさん出回ります。

なかでもオオシマザクラは花弁が肉厚で香り高いことから好まれています。

 

ナスタチウム

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  • 学名・・・Tropaeolum majus
  • 属名・・・ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属
  • 花色・・・赤、オレンジ、黄色
  • 花期・・・4~7月、9~11月
  • タイプ・・.・一年草

米原産の、葉も花も実も全部食べられる植物です。

オレンジ色の花にはワサビ菜のようなピリッとした辛みがあり、サラダのアクセントとしても使われます。

ビタミンA、C、鉄分が豊富でサンドイッチに入れられることもあります。

 

トロロアオイ

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中国原産の有用植物で、花オクラとも呼ばれています。

主に根から「ネリ」という粘液が採れ、和紙作りや料理の添加物として使われています。

花にも粘りがあり、サラダや天婦羅として食べられます。

 

パンジー、ビオラ

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  • 学名・・・Viola
  • 属名・・・スミレ科
  • 花色・・・白,赤,ピンク,オレンジ,黄,青,紫,茶,黒,複色
  • 花期・・・10~5月
  • タイプ・・.・一年草

冬の定番のお花ですが、食べると淡白なレタスのような味で癖がなく、なんでも合うのだそうです。

カラーが豊富なため食卓を鮮やかに彩り、ビオラなんかは小振りで使い勝手がいいためエディブルフラワーの中でも人気のある花です。

 

キンギョソウ

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園芸的に人気のあるキンギョソウもエディブルフラワーとして食用にできます。

実はビタミンCが豊富で、イチゴよりも多いのだそう。

色のバリエーションも多彩で、なにより可愛らしい唇形花が食卓のアクセントになります。

 

ホウセンカ

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夏になると直立した花茎に花を付けるホウセンカ

肉厚の花はシャキシャキとした食感でレタスの様な味がするといいます。

美容にも効果があり、含まれるビタミンCはトマトの10倍もあります。

 

バラ

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  • 学名・・・Rosa
  • 属名・・・バラ科バラ属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・10~11月
  • タイプ・・.・多年生宿根草

バラは愛好家が多いためか、エディブルフラワーとしても良く流通しています。

バラの風味のお菓子やリキュールなどもあるため、そこまで抵抗なく食べられるのではないでしょうか。

健康食としても知られ食物繊維がバナナの10倍と多く含み、便秘の改善などに効果があります。

 

チャイブ

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  • 学名・・・Allium schoenoprasum
  • 属名・・・ユリ科ネギ属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・5~6月
  • タイプ・・.・多年生宿根草

北半球に自生するネギの仲間で、ハーブとして知られています。

葉はサラダやスープの風味づけに、ピンクの花はサラダに散らしたりビネガーに漬けて食べられます。

ヨーロッパでは古くから使われてきたハーブで、消化促進の効果もあります。

 

プリムラ・ジュリアン

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  • 学名・・・Primula
  • 属名・・・サクラソウ
  • 花色・・・ピンク、赤、白、紫、黄色
  • 花期・・・12~4月
  • タイプ・・.・一年草

バンジー、ビオラと同じく冬の花壇に重宝する植物ですが、食用にもなります。

色鮮やかでバリエーションもあり、味も淡白なため使い勝手がいいです。

ビタミンCが豊富に含まれており、特に黄色の花は香りが良いです。

 

 以上、エディブルフラワーを紹介してきました。

身近な花がこんなに食べれるとは驚きです。

食べてみたい方は、種から育ててみてもいいですし、スーパーなどでも売られていることもあるのでチェックしてみてはいかがでしょうか。

 

記事・・・飛田亮

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☆新商品入荷☆天に花咲く特異で希少な山野草「ヤシャビシャク」など

山野草 植物の解説

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 本日も新着商品がいくつか入荷しております。

今回入荷したのは

・ヤシャビシャク

・ヒメユキノシタ

・シロスジアマリリス

・シュンラン

の計4点の草花たちです。

今回はこの中からヤシャビシャクとシロスジアマリリスについて紹介していきます。

 

ヤシャビシャクについて

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  • 学名・・・Ribes ambiguum Maxim
  • 属名・・・ユキノシタスグリ
  • 花色・・・白
  • 花期・・・4~5月
  • タイプ・・.・落葉小低木

 特徴

あまり聞きなれない名の山野草

それもそのはず、ヤシャビシャクはレッドデータブックに名を連ねるほど絶滅が危惧される希少種なのです。

岩や他の木に着生して育つ性質があり、山で見つけようと思っても滅多に見つけることはできません。

春になると葉の付け根に白いウメの様な花をうつむいて咲かせ、秋には細かいトゲがたくさん生えた丸い実を付けます。

葉は丸みを帯びた可愛らしい形をしており、成長が遅いため盆栽などにも人気があります。

昔の柄杓はひょうたんを割って作られており、秋になる実がひょうたんに似ていることから名付けられたとされています。

 

 原産地

本州、四国、九州に自生し、中国でも発見されています。

ブナなどの温帯林の老木に着生することが多く、上を向いて探さなければなかなか見つけることができません。

頭上に生えてウメのような花を咲かすため、テンノウメとも呼ばれています。

 

 育て方

着生する性質をもつことから、水はけの良い環境を好みます。

用土は火山レキや鹿沼土を混ぜたものがいいでしょう。

耐寒性も耐暑性も強く比較的育てやすい植物ですが、夏季は半日陰か明るい日陰で管理してあげると葉焼けを防ぐことが出来ます。

秋になる実を取り蒔きして増やすことも可能です。

着生種とはいえ普通に土で育てることができるので、実や花を楽しむ盆栽としての人気があります。

 

シロスジアマリリスについて

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  • 学名・・・Hippeastrum reticulatum var. striatifolium
  • 属名・・・ヒガンバナ科ヒッペアストラム属
  • 花色・・・ピンク
  • 花期・・・8~10月
  • タイプ・・.・多年生宿根草

 特徴

マリリスといえば春先にインパクトのある可憐な花を咲かすイメージが強いと思いますが、アマリリスには春咲き種と秋咲き種があるってご存知でしたか?

本種は秋咲き種で、大体秋ごろを目安に不定期に咲いてくれます。

花は奥ゆかしさを感じる淡いピンク色で、白色の筋が入るのが特徴です。

他のアマリリスと比べれば少しインパクトは薄れるかもしれませんが、落ち着いた美しさを楽しめます。

葉にも白い斑模様の筋が入るのが特徴です。

冬場は室内で管理すれば葉は残るので、観葉植物として楽しむのもおすすめです。

 

 原産地

南米が原産です。

マリリスはブラジルやペルーを中心とする南アメリカに70種以上が分布しています。

 

 育て方

 耐寒性がやや弱いため、冬場は室内の明るい場所で管理するようにしましょう。

そうすれば葉が残った状態で冬が越せます。

この葉には翌年の養分を蓄える働きがある為、故意に切り取らないでください。

冬季は葉が残っていればカラカラにならない程度に少しだけ水やりを、地上部が枯れている場合は水やりしなくて大丈夫です。

耐暑性があるとはいえ、夏期の直射日光は葉焼けを起こす恐れがある為避けましょう。

用土は水はけのいいものを好みます。

 

 以上、今回入荷した草花の中から2点を紹介いたしました。

 

記事・・・飛田亮

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