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GardenPorterのブログ

滋賀県にある山野草のネットショップ、GardenPorterのブログです。山野草を始めとする四季折々の草花やお手入れやガーデニングに関する情報を初心者の方にもわかりやすくお届けします。

庭師とめぐる、東京ディズニーシーめぐり~メディテレーニアンハーバー編~

庭めぐり

www.gardenporter.com

 今回は毎度おなじみ庭めぐりの番外編、夢の国めぐりです。

お正月休みに関東に帰郷した際行って参りましたが、庭師であるからにはただアトラクションを楽しんだり、ギョウザドックを頬張る訳にはいけません。

世界最大勢力ともいえるディズニーが誇るリゾート。

お客さんを楽しませるために、いったいどんな植栽をしているのか学ばずにはいられませんよね!

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 ©Disney

 皆さんご周知の通り、園内は7つのエリアに分かれています。

それぞれのエリア毎のテーマに沿って世界観が作りこまれていて、飽きることなく園内を回れるのが魅力ですよね。なんだか世界中旅した気分にもなれます。

その世界観の作り込みに一役買っているのが、様々な種類の植物たちなんです。

もちろん構造物も重要ですが、そのよさをより際立たせるのが植物の仕事。その逆もまた然りです。

 世界観の作り込み様が7つのエリア中群を抜いていたのがロストリバーデルタ

次いで「メディテレーニアンハーバー」と「アメリカンウォーターフロント」が花壇やコンテナガーデンに凝っていて華やかな世界をより彩っていました。

そして「マーメイドラグーン」と「アラビアンコースト」はファンタジックで特殊な世界観を演出する植物をうまく用いていました。

ポートディスカバリー」は近未来的な世界観なので植物は少なめ、「ミステリアスアイランド」に至っては噴火活動中の火山の麓ということもありほぼ植物なしといった具合でした。(笑)

流石に植物目当てでディズニーに行く人はいないと思いますが、何かの参考になれば幸いです。

それでは各エリアごとに紹介していきます。一部昼夜逆転していますが気になさらず。

 メディテレーニアンハーバー

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 南ヨーロッパの港町をイメージした世界。

一体どんな植物が使われているのでしょうか。

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マップ中央のお城に停泊する巨大船。

そのすぐ近くには木立アロエが花を咲かせていました。

燃えるような赤と派手な佇まいが特徴のアロエの花。12~2月の冬の時期になると咲きます。

アロエの葉は薬効があることで知られ、アロエヨーグルトや化粧水なんかにも利用されていますね。

ただし妊婦さんが食べると危険らしいので、皆さん覚えておいてください!

ちなみに奥の方に見えるのはパレード中のミッキーが乗った船です。

私にとってはミッキーよりもアロエの方が大事なんです。邪魔をしないでください。

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他にもこの周辺には冬に咲く花がたくさん集まっていました。

こちらはジャノメエリカ

ツツジ科のエリカにはたくさんの種類がありますが、このジャノメエリカはピンクの花の中に黒い葯があるのが特徴で、まるで蛇の目のように見えることが名前の由来です。

可愛いのか怖いのかよくわからない花ですね。きっと擬人化したらヤンデレに描かれることでしょう。

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こちらはギョリュウバイ。漢字で書くと魚柳梅。

オーストラリア原産の常緑低木です。

葉の形がギョリュウという樹木に、花がウメに似ていることが名前の由来です。

この子のアイデンティティは一体どうなるのでしょうか。

日本人の見立ての習性は時として牙を剥きますね。

学校で友達に変なあだ名をつけたがるのも、見立ての遺伝子の所業かもしれません。

冬の街中でピンク色の小さな花がわーっと咲いているのは、大体この花かエリカですよね。わりとポピュラーな花木だと思います。

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ほかにもローズマリーの花や、

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小さなグミの実も見つけました!

ここは冬でも植物を楽しめるスポットなのでおすすめです。

ちなみにじーっと植物を見ていると、小さな子どもが「隠れミッキー!?」といって集まって来るので、「そうだよ。」といって永久に探させるのもおすすめです。

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 入口近く、ホテル・ミラコスタの近くには面白い形の樹木があります。

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葉張りの大きなドーム状に刈り込まれています。

まるで傘みたいですね。この下にいれば雨をしのいでくれそうです。

樹種はウバメガシ。カシの仲間です。

カシの中でも葉が細かく密生するため、生垣などによく使われています。

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少し東に進むとまたまた面白い形の樹木が。

枝に竹をくくり付け、横に這うように伸びるよう仕立てられていました。

樹種はプラタナス。モミジバスズカケノキともいいます。

日本ではイチョウの次に多い街路樹として知られています。

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白く艶のある斑模様の幹と、まるく可愛らしい実も特徴的です。

この横に這わす仕立て方はヨーロッパの剪定技法「エスパリエ」に通じるものがあります。夏の日光対策でしょうか?

観察を続けていると・・・

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あっ!鳥の巣発見!

ここに夢の国の優しさを見ました。

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もう少し東に進むとチューリップ畑があります。

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これでもか!と言わんばかりのチューリップ畑。

この場所は四季折々のカラフルなお花畑が見られるので、来る度に楽しみです。

他にもこのメディテレーニアンハーバーには、

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ゼラニウム

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エリカ、ジニア

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スイカズラシクラメン

様々なコンテナや寄植えがヨーロッパの雰囲気を彩り豊かにしてくれていました。

 

 以上、メディテレーニアンハーバーでした。

来週はアメリカンウォーターフロント」からレポートしていきます。

記事・・・飛田亮

www.gardenporter.com